先程レビューを書いた『The Thing』の続編と思いきや、まさかの前日譚。
この手のリメイク作品でオリジナルの過去を描くものはあまり観たことがなかったので、意外だった。
リメイク作品がオリジナルを超えることは基本的にあまりないと思うが、本作に関しては一つだけ言えることがある。
それは良い意味でも悪い意味でもオリジナルに対して忠実すぎたということだ。
もちろん原作ファンやオリジナルファンには嬉しい限りではあるが、せっかくの前日譚というシナリオを活かして、少しオリジナルから離れた内容を描いても良かったのではないかと思った。
どうしてもオリジナルの二番煎じ感が否めかったなあ。でも、最後のシーンが『The Thing』の唐突な冒頭に繋がるのはすごい興奮したし、前日譚というシナリオの良さをフルに活かせていたと思う。
『The Thing』シリーズの両作を鑑賞して、すっかりファンになってしまったので、原作も読んで3つの視点から作品を楽しみたい