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モダン・タイムスの一のレビュー・感想・評価

モダン・タイムス(1936年製作の映画)
3.9
映画黎明期の“喜劇王” チャールズ・チャップリン監督作品

恥ずかしながらチャップリン作品初鑑賞
これは全てのコメディの原点といっても過言ではく、チャップリンはまさしく“喜劇王”であったということを思い知らされるばかりだった

お茶目で可愛らしいフォルムからは想像もつかないほど、ひとつひとつの細かな動きや表情の全てがコミカルで、セリフがなくてもここまでゲラゲラ笑えてしまうから凄い

歯車の美術もとても良くできているし、自動でとうもろこしがぐるぐる回るシーンは泣くほど笑った

資本主義社会で機会の歯車のごとく働かされることを痛烈に皮肉りながらも、独特のユーモアで笑い飛ばし、希望を見出すように観客に仕向けているのもお見事

85年近くも前の作品なので、当然お笑いだって当時から進化している事でしょう
しかし本作は言葉を使って笑わせる作品ではないからこそ、時代を超えても楽しめる最高のエンターテイメント作品になっているのですね
もっともっとチャップリン作品を掘り下げていかなくては😈👏🏻

関係ないけど最も驚いたのは、チャップリンって普通に声出す事もあるんだということ☝🏻笑

〈 Rotten Tomatoes 🍅100% 🍿95% 〉
〈 IMDb 8.5 / Metascore 96 / Letterboxd 4.2 〉

2020 自宅鑑賞 No.529 Netflix
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