ひろぽん

ジュラシック・パークのひろぽんのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.4
『ジュラシックパーク』シリーズ1作目
富豪ジョン・ハモンドの招待で、古生物学者グラントとサトラー、そして数学者マルコムが南米コスタリカの沖合いに浮かぶ島を訪れる。そこは太古の琥珀に閉じ込められたDNAから遺伝子工学によって蘇った恐竜たちが生息するアミューズメントパークだった。だが、次々とトラブルが襲いかかり、恐竜たちは一斉に人間に牙を剥き始め、この危機から抜け出せるのかという物語。


はじめは恐竜が蘇ることによるワクワクと胸が高鳴るドキドキの楽しい感情なのに、嵐の夜から一変してハラハラドキドキのパニックアクションに変化していくのが見どころ。

生命の力を甘く見て完全に恐竜をコントロールしようとする人や、私利私欲のために後先考えず自分の感情を優先しようとする人の行動の醜さが結果として悲劇を生むという皮肉さ。

30年ほど前の映像なのに、近くに恐竜の存在を感じる影や振動、足跡、咆哮などの実際に存在しそうなリアルな演出が凄い。当時の革新的なCG映像は現代でも十分楽しめる。

トイレだけ残るシーンは面白いし、女の子がわざわざライトを当てて存在をアピールするシーンはあるあるで楽しい。

最新の研究だとティラノサウルスは全身羽毛で速くても時速19~27kmで鈍足だというのだからびっくり。ジュラシックパークの影響で硬い皮膚に覆われた硬派なティラノサウルスのイメージが強い🦖
本屋で恐竜図鑑を友人に見せられて驚愕したのを覚えてる…。最近の子どもの常識は羽毛のティラノが主流なんだとか。

色褪せない名作で万人にオススメできる王道の作品。何回観てもハラハラドキドキするから好き。
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