このレビューはネタバレを含みます
DJのハッスルとフロー
2012年10月7日 19時08分
2006年、PG12指定。
製作総指揮ジョンシングルトンほか。脚本監督クレイグブリュワー。
私の好きな青春殿堂映画。私のオールタイムベスト映画。
黒人達の激しい青春「ボーイズンザフッド」
(本作低価格廉価ソフトになって流通し、今もDVDで売られている事実が嬉しい。できればシングルトン監督三作め、学園思想戦争「ハイヤーラーニング」もDVD化ソニーピクチャーさんお願いします)
その黒人監督、ジョンシングルトンのプロデュース作品を見てみようシリーズ。
どうやら
「ハッスルアンドフロウ」DJ映画、ヒップホップ映画らしい。
主演テレンスハワードがアカデミーノミネートされたらしい。
ずーっと気になってたヒップホップ映画。エセヒップホッパーな自分として鑑賞しました。
イヤー素晴らしいヒップホップ物語でありましたねー。
アメリカのハードコアラップの成り立ちは、こうだ!みたいな映画です!
同じ系列ラップ映画
エミネムの「8mile」と比べるともっと泥臭くて、かっこ悪くて、私は本作の方が断然好きでした。
いやこんな感じでアメリカのハードラップは、フロウが生まれ、
こんちくしょう、毎日く○めんどくせぇと思いながらも、
ラップしようぜみたいなノリを
ほどなく主演のテレンスハワードがハッスルハスラーとして演じております。
売春仲買人であり、プッシャー薬売人であり、フロウのヒップホッパーである彼の物語であります。
彼の暴力の発露の仕方がとても素晴らしい
監督のクレイグブリュワーの俳優チョイス、演出も勿論素晴らしいんですが、
さすが私のジョンシングルトンだけに、
黒人達のありふれた
病んでるアメリカをしっかり底辺から描写し
怒りをしっかり表現しているところ、
ラスト周辺の騒ぎまでの怒りのブローアップはとっても描写をさいていて素晴らしかったですねー!
シングルトンの「ボーイズンザフッド」も同様なんですが、アメリカの病んだ怒りの現状をしっかりありのままかつ、スタイリッシュにヒップホップミックスされてる部分は、素晴らしい同じながれを感じさせてくれます。
売人の毎日
キッタナイ論理
娼婦への説教
地元のイザコザ
家での育児などなど
細かい描写がいちいち素晴らしかったです。
そのなかから生まれるラップなんだよ、ハードコアラップってという感じが、すんごく良くわかります。
日本に無い文化です!いやあるかもしんないけど、。
そしていつになく真面目なアンソニーアンダーソンのプロデューサー。
素晴らしくやる気の無いホワイトな娼婦タリンマニングの扮そうとその目。
タラジPヘンソンの妊婦コーラス
リュダクリスの成り上がってます的ラッパーな感じ。こちらも必見!いそうだよなぁ、こういうラッパー。
話の聞いてなさが最高なリアリティ!
このリュダクリス、ミュージシャンなんですね。なんかアチコチでみていた顔でした。
そしてでました、ブラックソウルのセントポール、アイザックヘイズがまるでブルドックのような顔をしてマスター顔で出ています。アイザックもブラックソウルのミュージシャンであります。
映画も出ています。
そんなハードハスラーなラップを生み出し、暴発する姿を描いた
ハッスルアンドフロウ
ピンプ稼業とラップ作業
金と有名と女と出世ラップ
勿論ヒップホップファンマストチェケダーの素晴らしく必見ムービー
私はラストの怒りの感じがとっても伝わってきて良かったです。
またエピローグも本当にありそうで苦笑いしながらも悪いハッピーエンドが良かったです!
流れをとめるな!
ハッスルアンドフロウ
ラッパー志望も必見の勉強ラップムービー
ハッスルアンドフロウ
DJのハッスルとフロー
是非チェックイットナウ!
略してチェケダー
追伸
ジョンシングルトン、またこういう青春映画作ってほしいなぁ!
あっ、スパイクリーもお願いしますよー!
地方のニセヒップホップファンからのリクエストだす。