バイトしてみない?
学校のマドンナが最も似合わない部室に来たかと思えば、天から女の子が降って来そうなほどびっくりした誘い。気づいたら彼女と新幹線の中。ぼかぁこれからどうなるんだ!?
今作は家族の絆は何よりも強いことを教えてくれる。
隣に誰が住んでるかもわからない閉鎖的な空気にも関わらず、集団意識の抜けきれないちぐはぐな国に住んでる人にとっては懐かしく感じる。そう、この国日本である。
絆はは冒頭の電車、家までの登り坂、家族が集まってくる事で明確に提示してくれる。その頂点がばあさんの電話かけ。
縁を大切にし続けた人の素晴らしさが身に沁みる。
これこそ日本が失いつつあるものなんだろう。
テクニックに囚われて表面的に仲良くなっただけではダメなのだ。酸いも甘いも芯で接しなければ結局なにもついてこない。
呟き一つ、イイねの数、既読がつかないなどとのたまったり、辟易していてはダメなのだ。面と向かって対話しなければ縁は出来ない。
ここで感動した。後の流れは僕の最も好きな映画(ウォーゲーム)と全く同じなのでわかっていながらヒヤヒヤし、そして楽しんで見てました。
ウォーゲームと違うのは前述した家族の絆とやはり、主人公とヒロインの関係。ウォーゲームよりはっきりと描かれている。しかもひたすらやきもきさせる。ひたすら。
狙っているのだ。僕含めて全国の夢見がちなイケてない男子たちに。だってなんだあの主人公の得意技。実生活に全く役に立ちそうにないじゃないか!笑
ウォーゲームは輝ける少年に送ったのに対して、今作はそんな少年が少し大人になり現実を知り諦めかけてた時に、もう一度チャンスをくれる、そんな作品である。
そして見終わった後にこう思うのだ。
あーよかったーーー………ってこんなうまい話あるかいな!?って。