まーしー

ドラえもん のび太と夢幻三剣士のまーしーのレビュー・感想・評価

3.5
映画シリーズ第15作。「気ままに夢見る機」を使い、のび太が夢の世界「ユミルメ国」で魔法使いや剣士たちと旅をする冒険アニメ。

『三銃士』をモチーフとした作品。
白銀の剣士ノビタニヤン(のび太)が次々と敵キャラを倒しながら妖霊大帝オドロームへと戦いを挑むストーリーは、まるでRPGのよう。
現実の世界では落ちこぼれのび太が、夢の世界では弱きを助け強きに立ち向かう勇者扱い。
次々と繰り出されるドラモン(ドラえもん)のひみつ道具は魔法そのもの。
シズカール(しずかちゃん)の知恵で敵を追い込む様子も良い。
個の力が集団でパワーを発揮するお手本のような内容。

また、武田鉄矢が歌う挿入歌『夢の人』が最高。私の中では『のび太の新恐竜』で流れるミスチルの挿入歌に肩を並べるほどの良曲。
♬ さあ いざ いま もう 剣をとれ
  さあ いざ いま もう 剣をぬけ ♬
冒険アニメにふさわしい歌詞と曲調。耳から離れない。

原作者の藤子・F・不二雄は本作を失敗作と考えていたよう。世間でもツッコミが多い作品のようだが、私はそうは思わない。
多彩な敵の登場とドラえもんのひみつ道具の活躍は、これぞ『ドラえもん』映画という印象。シリーズの中でも個人的には高評価。

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親しくさせていただいている、ドラえもんガチ勢のるいさんが、わさドラのマラソンを始められました。
私の拙いレビューとは内容も熱量も違います。ハッキリ言ってすごいです。
ぜひ、るいさんのレビューもご覧になってください。