タラ作品の中では割と地味だけど、その分ジワジワ効いてくる。
線香花火みたいに、地味で静かだけど、実はとても熱い。
やっぱりタランティーノはオープニングで惹きつけてくれる。
音楽と共にパム・グリアがただ颯爽と歩いていく。
ただそれだけの事をあんなに魅力的にしちゃう。
全編を通して音楽のセレクトも好き。
ただこの作品に関しては、タランティーノ得意の無駄口シーンのテンポがあまり良くなくて、全体的に間延びしちゃってる感じがした。
全編約2時間半と長めの作品なので仕方がないのかな。
でも、その分主人公の心情や人間性を感じさせてくれるし、ちょっとビターで余韻を持たせた大人なラストも良くて、好きな作品。
パム・グリアがとてもセクシー。
変に若作りしたり、肌を露出させればセクシーな訳じゃないんだぞ、と。
本当の“イイ女”っていうのは、こういう人の事を言うんでしょうねー。
ロバート・フォスターとの絶妙な距離感がイイ。
いやー大人だわ。
サミェエル・L・ジャクソンはもう髪型だけで、ごちそうさまでした。笑
あんなに使えないデニーロがなんだか憎めなくて可愛く思えるというのは、何かの病気でしょうか。