TakashiM

北京ヴァイオリンのTakashiMのレビュー・感想・評価

北京ヴァイオリン(2002年製作の映画)
4.2
お父さん、人生を息子の成功に捧げる。
それは父親としての愛だけでなく、チュンくんの運命に対する使命感みたいなものもあるのだろう。
このお父さんのキャラが、、純朴な目、サイズの合わないジャケットと、必要以上にできあがっているのが、たまらん。笑。

息子のチュンくん、バイオリンは天才だけど、13歳という微妙な年頃。まさに反抗期&思春期。
頑固になっちゃうところも、間違っちゃうところも、思春期ならでは。大抵の男子は、親に対してそんなもんなんだよな。
反抗期のクソガキ、思春期のエロガキ、そのどちらもいい感じで表現されており、物語に味を加えてくれている。
楽譜にアイドルの切り抜きなんぞ挟んでるあたり、わかりやすすぎ笑

北京では、田舎には無い刺激を経験し、素敵に成長。
相手の気持をより理解できるようになったこと、お父さんとの絆を深めたこと。
偉いぞチュン君、あんたはいい子だ!

ラストシーン、おいおいそっち行っちゃうんかいぃーと突っ込んじゃったけども、結局はまだ13歳。今回はそれでイイんじゃないか。
お父さんとの絆はより深まって、万全の状態で次回頑張れば確実さ!

先日観たプールサイド・デイズと共通点が多い映画でした。
どちらも思春期ボーイの成長と、素敵な大人たちのお話。
加えてうちの次男も中1思春期&反抗期。

映画って勉強になるなあー笑

あとは物語全体を通してずっと流れているバイオリン。
このバイオリンという楽器は万能だね~
どんなシーンにもいい感じで味付けしちゃうんだもんなあ。
TakashiM

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