鬼才･園子温監督によって2007年に製作された日本のホラー映画
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鬼才と呼ばれるタイプの監督なら挑戦したくなるであろうホラーというジャンル｡近年の日本のホラーの人気は凄いけど､やっぱり園子温監督が作ると異次元の作品になる｡ついて来れる奴だけついて来いという園子温の世界観は､ホラーになっても健在｡
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これはホラーなのか？という基本的な疑問が頭をよぎる内容だが､まあ人は死んでいくし､ホラーなんだろう｡ホラーとしては全く怖くないんだけど､それを補うぐらいにツッコミどころ満載｡
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主人公の優子を演じた栗山千明｡自慢のストレートの黒髪がポイントにもなっているが､華のある女優だね｡優子の姉を演じたつぐみのむかつく演技もよかったし､この人はどんだけ映画に出てるんだと言いたくなる光石研の存在も大きい｡
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この映画があまり怖くないホラーなのに､最後まで楽しめる最大の要因は､山崎役の大杉漣の存在だろう｡どんな役でもできるというカメレオン俳優と呼ばれるだけある｡究極の髪フェチ変態野郎を怪演｡気持ち悪いったらありゃしない｡観る人を圧倒しつつ､ラストは爆笑させるのは神｡
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あまりホラーを観ようという気持ちで観ようとしない方がいいね｡なんせ園子温の監督作品なんだから｡この大杉漣の演技は観る価値があるね｡あのラスト好きだなあ(笑)
