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真昼の暴動のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

真昼の暴動(1947年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ダッシンの脱獄



1947年
監督ジュールスダッシン。
脚本リチャードブルックス。




10枚揃って1800円。テンインワンの「コズミック出版」シリーズの「野望の世界」から1枚みてみた。

1番はじめにあった「真昼の暴動」。

「真昼の~」は、西部劇である邦題。うちのビデオ屋でも見たことあるタイトルだった。写真には、バートランカスター。2023年1月下旬みてみた。



まさか見始めて「囚人物」と思ってなかったんで、びっくり。そもそもバートランカスターって「OK牧場の決闘」の時出てたなと記憶。

見進めていくと囚人物の素晴らしさが垣間見れる。どこか見たことあるが、なかなかの描きこみ。

監獄の中の崇める的「女性写真」が貼ってあった。あの「ショーンシャンクの空に」では、リタヘイワースとか女優の写真。または、プレイメイトの裸体ヌードとか貼ってある。

ほか、裏切り物へのいじめ、仕打ち、罰みたいなのが容赦なく表現されてて、この段階で本作ただもんじゃないリアリティで迫ってきた。

調べると脚本家「リチャードブルックス」だ!

「冷血」や「暴力教室」のリチャードブルックス監督だった。なんか冷たい感じ、リチャードブルックスの脚本だった。なんかリサーチして生み出したらしく、本当に素晴らしかった。

「冷血」は、RCAコロンビアビデオで見た記憶。殺傷映画だったけど、撮影がよかった気がする。

「暴力教室」は、
教室の暴力を表現していたんだ!と思いいたく感動。その後出演のポワチエの「いつも心に太陽を」をRCAビデオで借りた 。こちらも素晴らしかった、明るく締め方リスペクトからはじめる説教みたいでよかった。

詩吟みたいな歌を披露する囚人
囚人の派閥
伝令係
奉仕活動中の動き方
自由にいききする囚人
ボス、下っ端囚人組織 

脱獄への計画、仕打ち、無秩序、無茶苦茶まさしく真昼の暴動になる流れが全て台詞とアクションで展開して、途中からかなりハラハラした。

とにかくわりと、容赦ない描写で息を飲むからよかった。 だから「ショーンシャンク~」なんて生ぬるい囚人物で納得しないなあ、美談すぎるなあって思う。だって実際間違いなく本作のような過酷な所だと思うから、。いや映画では描ききれない。

刑務官の暴力もしっかり描かれてて納得 。刑務官の暴力は、存在する。本作は、そこもしっかり描写。

ラストの脱獄後の描写も素晴らしくて、かなり唸りましたね。そしていきなり説教みたいな感じで当たり前メッセージを投げ映画はおわる。


 結構囚人物みてきてるが、ベストファイブに入る出来でしたね。ダッシン監督凄いっすね。昔淀川長治さんが実録派といって褒めてたのを記事でよんでたんだけど、本物でしたね。この出来みたらダッシン制覇したくなってきた。



さて
ダッシンの脱獄
脱獄物好きな方におすすめ!

いやあ、ひろいもんには、素晴らし過ぎる傑作でした!!



ちなみに好きな囚人物
「バッドボーイズ」
「アニマルファクトリー」
「穴」
「大脱走」
「ミッドナイトエクスプレス
「パピヨン」
「モダンタイムス」(一部チャップリン収監シーンより)
「女囚701号さそり」
「プリズンオンファイヤー」(チョウユンファ)
以上

囚人物って本当いろいろあって、基本映画では、ややソフト目だけどどこまで忠実が大切でして。

私はチャップリンの「モダンタイムス」がお初だが、いろんなの見たけど1番ハードでリアルだなあと思ったのが、

アランパーカーの「ミッドナイトエクスプレス」とか
ブシェミ監督の「アニマルファクトリー」もいじめやら、同性愛陵辱とか普通に描いていてかなりリアルだった。

本作は、脱獄にエンタメというより、立案、実行(うえにバレバレ)、落ちみたいか予測可能な上でしっかりドラマちりばめてて、本当裏切られました。

バートランカスターの肉体がまぶしい。入れ墨した囚人いたり、
白黒、
今から76年前!!!に、
囚人物をやっていた事実に驚きました。

ラストのランカスターがボロボロなのが、物凄くよかった。頭に残りましたね!!

ダッシンの「いちごブロンド」がみたいー!(スコセッシ推薦映画)

あなどれないコズミック出版だす。
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