茶一郎

スリザーの茶一郎のレビュー・感想・評価

スリザー(2006年製作の映画)
3.3
『悪魔の毒毒エイリアン』

 「ガーディアンズ〜」のジェームズ・ガンがトロマ出身のグロコメディ力を遺憾なく発揮した今作。(本編中、「悪魔の毒々モンスター」が流れてる!)

矛盾しているようですが、全編、上品なグロテスク。
SFモンスターパニックからゾンビ映画に移行する少し変わった内容。

 やっぱり、ジェームズ・ガンはオフビートコメディの人ですね、エイリアンによる寄生侵入も軽い語り口で、ホラーを期待して見ると少しガッカリするかも。コメディだと思って臨みたい作品。

 愛する人が別の生物になってしまう恐怖は「ザ・フライ」でしょうか。登場人物を優しさでしっかり包んでいるのも監督の特徴のような気がします。
ジェームズ・ガン…きっと優しい人なんだろう。(人が人を食べるシーンがある映画のレビューです)
茶一郎

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