シャトニーニ

サスペリアのシャトニーニのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
2.3
必然性の無いストーリー、映画の雰囲気から浮き立つような美術、しつこいほどのゴブリンによる挿入曲やSE。

画面を彩るのはとにかく赤色。朱色、真紅、ピンク、マゼンタ、ワインレッド、カーマイン、様々な赤に驚かされながらのホラーが開始10分から体感できる。人は深層心理で赤色に警告や異常、血液を連想するし、ヤバいシーンはこれとBGMが嫌というほど強調されるのでとても親切。

あらすじといえば、見たはずなのにバレエ学校で起こるドタバタ連続殺人しか思い出せない、陳腐なSF以下のゴミストーリーだからこそ美術と音楽が映える気がする。やっぱりヨーロッパは魔女ってそんな身近なん???ニンジャみたいなものか

ホラーだからといって辟易するには勿体無い、悪趣味なスパゲッティ屋みてぇな、イタリア美術映画だったなぁと。個人的に色については某かずお先生のマコトちゃんハウスで見慣れているので生理的嫌悪は効かなかった

「決して一人では見ないでください」いうけど、しゃーないやん独り身ですから!
うるせー、アルジェントのばーかばーか!