スヌーピーアニメはシビアで大人向きな少々深いブラックアニメ説その7

久しぶりのスヌーピー作品レビュー❗
今回は映画一作目の初期作品であり、主にチャーリーブラウンの視点での映画。

なにやってもダメなチャーリー。(;´д｀)
凧は数秒で破壊し、上げる事ができても凧に襲われて…。野球でも69対0でボロ負けて…。女子達には“ダメ人間”との毒舌な歌で精神的ダメージを受けて…。色々とボロボロなチャーリーだったが、ある時学校で英語スペル大会の出場の代表になれるチャンスを得る為、スヌーピーやライナスの協力のもと奮闘する❗

チャーリーブラウンは作者チャールズMシェルツさんの話から、シェルツさん曰く経験と自分自身であるとの事です。
この作品ではチャーリー自身の劣等感や失望感を描かれ、それは誰もが人生で体験する事でもあります…。
私自身も色々と失敗してはたくさん落ち込む事があります…。だからかな…観る度に凄く共感して、何だか応援したくなります。そして、見終わると優しい気持ちになり、「明日も頑張ろう」と少し元気がもらえます❗(o≧▽゜)o

そして、後半からは英単語スペル大会が描かれていますが、これがまたかなりのプレッシャーなんです❗それはこのレビューと一緒に再鑑賞レビューをする隠れた名作「ドリームズカムトゥルー」をご参照ください❗この作品を観ると、チャーリー自身は凄い事を成し遂げたと実感し、何だか嬉しくなりますね🎵(ノ´∀｀*)

他にも色々な注目シーンが盛り沢山❗
スヌーピーは聞いてると凄く癖になる楽器“口琴”(ビヨヨーンと音がなる)のリズムでチャーリーをサポートし、アイススケート(途中からホッケーに)を披露❗
ライナスは途中からタオルケットが手元からなくなり、手の痺れ等の禁断症状に発展❗❓
Σ(゜Д゜)Σ(゜Д゜)Σ(゜Д゜)
シュローダーはクラシック曲“悲愴”を芸術的に披露❗

ラストのライナス･ルーシーヴァンベルト姉弟の一言は凄くグッときましたね❗何気ない一言ですけど、凄く救われたような気持ちになりました…。( ノД`)

子供が観ても楽しめて大人が観ても、もしかしたら共感や感動を得るかも知れませんね…(・・;)
※大好きなスヌーピー作品はスコアは関係なく満点とさせて頂きますのでご了承下さいm(__)m

• #劣等感と失望感
• #チャーリーブラウン視点
• #英単語スペル大会参加の凄さ
• #ヴァンベルト姉弟からの救われた言葉
• #ライナスの禁断症状
• #もはや芸術作品❓
• #口琴の音がツボ❗

劇場版第一作目
アニメってこの頃のPEANUTSでもう、ある意味完成されてますやん…

キャラクターたちがそれぞれド級の個性を持ってて最高な上に、それを魅せる最低限の動きを熟知してるって感じ、面白いアニメーションを作るのに、圧倒的な作画枚数・技術や美麗な背景は必要ないんすよ

長編アニメにするにあたって、無理なく見所が散りばめられているし
良いとこなしのチャーリーブラウンにかける魔法の言葉、「世界が終わる訳じゃないんだし」って全てを許す優しさを内包していて、すごく前向きでいいですよね

あとスヌーピーが「JOE COOL」とか言ってドヤ顔してんのめちゃくちゃ好き

ピーナッツはどの作品も社会と人生の縮図。子供の世界を通して、子供の時には解らなかった人生の悲哀を、滑稽に、辛辣に、そして優しく描いています。年月をかけてじわじわ沁みてくる言葉は、つまずいた時や悩んだ時落ち込んだ時に包んでくれます。まるでライナスの毛布のように。