クリスマスに天使が現れるロマンチックコメディー。ヘンリー・コスター監督。
多幸感あふれる作品だ。天使はケーリー・グラント。グレッグ・トーランドの撮影が素晴らしい。ガラス越しのロレッタ・ヤングの登場のアップが美しい。座って聖書の物語を聞かせるグラントと娘ごしに聞くロレッタとデヴィット・ニーヴンたちのグループショット、ロレッタが欲しかった帽子を他の客が買おうとする場面の鏡のグループショット、グラントが弾くハープごしのハミルトン夫人（グラディス・クーパー）など、切返しを排したグループショットが素晴らしい。グラントとロレッタとタクシー運転手のスケート場面、子供たちが次々現れる教会の合唱の場面が素晴らしい。
