滝和也

戦国魔神ゴーショーグンの滝和也のレビュー・感想・評価

戦国魔神ゴーショーグン(1982年製作の映画)
3.4
5,4,3,2,1,0!
赤いボタンを知ってるか
青いボタンを知ってるか
戦え!今がその時だ
空を見ろ!発進5秒前!

スーパーロボット大戦常連
家ではレギュラー(笑)
撃て!ゴー・フラッシャー!

「戦国魔神ゴーショーグン 劇場版」

何か冬休みアニメスペシャルみたいになってますが…配信で見つけてつい見てしまいました。マイナーなヒーローロボットかと思われてますが…放映当時人気あったんですよ。今じゃスーパーロボット大戦にも出てこないんで知らない方も多いかと思いますが…。

ストーリーは謎のエネルギー、ビムラーの秘密を世界を牛耳る秘密結社ドクーガから守るため戦うグッドサンダーチームと戦闘メカゴーショーグンを描いた作品ですが…。

ちょっと変わっているんです。演出や台詞が…。今では当たり前なのかもしれませんが…。台詞がアメリカのドラマのようにウィットに飛んでいて、軽快無比。グッドサンダーチームの掛け合いと敵もマジメそうに見えてナルシストキャラだったり、家族思いだったり…。敵との台詞の掛け合いも軽妙洒脱で…。

今まで熱血バカの学生しか乗っていなかったスーパーロボットに大人が職業に近い形で乗っているんです。また敵ドクーガも食品から戦闘機までといった悪の秘密結社でありながら、巨大なコンツェルンです。ゴーショーグンに負けると各幹部は弁済金を払うし…。フライドチキンやハンバーガーショップも経営してたりする…。そのCMが、映画内で流れてしまう…。軽いノリの中で意外にハードな内容が描かれたりしますから、そのギャップもまた楽しい。

当時売出中だったガンダムのブライトやダイターンの波乱万丈役を演じた鈴置洋孝さんが北条真吾役、ヒロインレミー島田に小山茉美(アラレちゃんかキシリアか(笑))ベテラン田中秀幸さんがキリーギャグレーと揃ったグッドサンダーチームは軽妙洒脱な台詞が正にハマり大人気でした。

作品自体はダイジェスト及び人気の2話を加えた内容でキリーの相手になるマスコミの方と敵方のナルシスト司令、ブンドルがレミーを助ける呉越同舟となるお話ですが…雰囲気を楽しんで頂ければ…(笑)ゲームでも出会ったことがない方は…難しいですわ(笑)

因みにゴーショーグンは三人パイロットがいて精神コマンドが三人分使える上、ゴー・フラッシャーの使い勝手が良くて…スーパーロボット大戦では、不動のレギュラーでしたね。台詞も楽しいし…。
滝和也

滝和也