滝和也

ガールズ&パンツァー 劇場版の滝和也のレビュー・感想・評価

4.0
戦車道再び!
大洗女子に再び
降りかかる廃校の危機!

立ち塞がるは
島田流を操る大学選抜!
乙女たちよ!
今こそ立ち上がれ!

「ガールズ&パンツァー 劇場版」

乙女の嗜みとしての戦車道(笑)復活の劇場版。TVアニメ最終回で勝ち取った学校の継続はあくまで再検討するという口約束で…突然県教委に廃校を言い渡され、閉鎖される学園。西住みほらは悲しみにくれるが…生徒会長は諦めていなかった!という…大人的な都合でゴリ押し的に廃校騒ぎ再び(人気でちゃいましたからね…そこも大人的な都合ですわ)で当然ながら戦車道で買ったらねに…(笑)

で…今回は朝鮮戦争からベトナム期の米軍戦車、パーシングやセンチュリオンが敵方。うーん良く考えられてます。2次大戦の機体の高校生に対して、こちらを使用するのは大学生選抜。しかも30両。対する大洗はいつもの8両で勝ち目なし…。僅かの時代のズレでも兵器は技術格差が出ますからね…。

ここで少年ジャンプ的な展開があるのが今回のストーリーのツボ。全話見てきていると感動がありますよね…各キャラクター、学校に思い入れも出てますし。昨日の敵は今日の友…友情パワーが炸裂する驚愕の大戦車戦が展開されます(T_T) 

やはり英国戦車を扱う聖グロチームが泥臭くて逆に鮮やか、あのマニアックな敵を…。また今作のマニアック車両?も素晴らしい…カール自走砲は戦車じゃないが(笑)生徒会チームのヘッツァー&アンツィオのセモベンテのアクロバットコンビネーションの鮮やかさもアイデアが楽しい(^_^)

この展開とマニアックさ、終盤はほぼ戦車がガッツリ戦う絵面しかないという凄まじさに戦車大好きおじさんも感動せざる得ない…。もちろん女子たちの友情と楽しげな笑顔も最高なんですけどね…。TSUTAYAの年間ランキングの本でのフィルマ評価年間1位は伊達じゃない。ミリタリーアクション作品としても1級品…。ブラピのあの作品より遥かにリアル(笑)完結編も見ないと…。
滝和也

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