原作でも人気長編エピソードとなる紅桜編の映画化。
元の話が良いだけあって、ストーリーは文句無い。起承転結がしっかりしている。あれかな?メインストーリーを描きながら銀魂自体のメインの話、銀さんの過去を匂わせているのが良いんだろうな。
かつての仲間と袂を分かつのは切なさがこみ上げる。
あとは登場人物の空気の読み具合。とくに妙さんのナイスフォロー笑 本当は分かってるよ、的な阿吽の呼吸は見ていて非常にかっこいい。
銀さんのキャラも今作はとくに色濃く出ている。普通はちゃらんぽらんだけど、やる時はやる、という男から見ても女から見てもかっこいいとしか言いようが無いな。
ただこの長編の人気から原作が長編盛り沢山になったり、やたらと下ネタを多用することになった、という意味では個人的にはよろしくなかった。
完全に自分の意見なんだがこの漫画、30巻くらいで終わらせときゃ良かった。いくらなんでも長過ぎ。広げた風呂敷を全く畳めていない。確かに以降の長編モノはどれもはっきり言って素晴らしい。紅蜘蛛編とか一国傾城編とかは特に好きだし。だがしかしパッと終わった方がねーんでそれは百歩譲ってOKだとして下ネタは本当にあかん。下ネタやればウケるだろ、という感じがしてどうも苦手だ。また下ネタか、となってしまっている。
まあ愚痴は置いといて混作はストーリー良し。キャラ良し。何より後半のアクション良し!バクチダンサーはまさに銀魂のための曲!