シャトニーニ

007/ゴールデンアイのシャトニーニのレビュー・感想・評価

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)
2.9
シリーズ第17作!時は世紀末(90年代)!ソ連はペレストロイカに包まれた!不穏な動きのあるロシア衛星に立ち上がる男007!ジェームズボンド!(CV:千葉繁)


007とMI6が長年負い続けたスペクターを70年代で壊滅させ、東西冷戦も終結したことにより、圧倒的にヒマだったはずの諜報部員たち。9年前の冷戦時に007と006がロシアの秘密兵器工場で倒したウルモフ大佐が暗躍しているとは知らずに。。。

90年代初の007 で5代目ボンドをつとめるはピアース・ブロスナン。吹き替えが神谷明だってね、アタタタタタ!今の30代以上の大人はほとんどこのボンドを覚えてるはずで、詳細は後述。
アイルランド出身の細面で黒髪にアイスブルーの瞳が渋く光る。後ろ髪長くて狼のよう、史上最もウルフっぽいからウルフボンドと呼びます。そして胸に多くの胸毛を持つ男!
(ここからクリスタルキングの歌でお読みください)
Qはshock!秘密兵器を駄目にする
Mにshock!白髪のお婆(ジュディ・デンチ)に変わってる
殺しのプロに勝負を挑んでもそれはムダだよ
消音器つけたワルサー1丁でダウンさ〜(ここまで)

今作も元気にスーツで暴れまわるのですが、ブロスナンの身体能力がまだまだなのか、あまり激しいアクションは少なめ、それでも序盤の落下ハイジャックや、戦車でロシアを爆走するのは最新技術と情勢の緩和がなければ無理だったのかも?

ガジェットも進化し、レーザー腕時計、ノック式ボールペン爆弾、キッチンタイマーみたいな爆弾、あとやはりこれを使いこなすボンドの頭脳ですね。

そんな世紀末諜報員であるブロスナンボンドですが、女性上司がつき、マネーペニーが若くそっけなくなった時代の流れに反して、やはりニヒルでクール。時計もオメガ、車もBMWに乗っちゃうし。
ただ冷戦中の9年前には006という同僚がいて、センス無い冗談を交わし合ってまだ垢抜けなかったようです、仕事終わったら飲みに行く仲だったのかな。
その006を演じたのがショーン・ビーン。あれです、英国俳優会でも歩く死亡フラグに数えられる彼。そもそも鉄板タイトルに出てたら死んじゃうんです、いやでも死を免れた作品あったような。。。(内緒)

ボンドガールというかヴィランにゼニアを演じる若い頃のファムケ・ヤンセン姉貴。若いし格好良い!あと足技(笑)ボディシザーズという必殺技らしいですがなんだ、南斗の者か!?
「南斗!無情体挟脚!」みたいに叫んで襲いかかってほしかったし、はさまれたい(圧迫祭り)

メーンヒロインのナタリアとの吊り橋理論的な恋、ゼニアとがっぷりよっつり絡み合うのをのぞけば、ロマンスは薄め。

あと意外なボスキャラが、顔に火傷のある男!(ヒント)
因縁バトルは時代や東西隔てても変わりはありませんね。
こういうボスキャラはPTSDがそうさせるのか、ゲームとかメタルギアソリッドぽくもある。ナタリアにキスをズキュウウゥンしてしまう小物っぽさが、もう少年漫画の悪者ですよ!

同作は任天堂のゲームでも有名、というか身の回りのアラサーはヒットしたゲームでボンドを覚えた人がほとんど!だったとはリハクの目をもってしても見抜けぬ。。。
長くなりすぎたので、知ってる人はコメント欄でトークしたいので割愛です。
ボンドがつけてるオメガのダイバーウォッチ、当時小学生の僕も憧れたものです。