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ギャラクシー・クエストのろのレビュー・感想・評価

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)
5.0


「無数の星の中から助けを求める信号が届いたなら、この船でクルーと駆け付けよう。決してあきらめるな。」


「500ページの夢の束」の影響で、ドラマ「宇宙大作戦」に大ハマリしたわたし。
“GALAXY QUEST”の流れるようなタイトルからすでに漂いはじめるスタートレック臭に笑いをこらえきれません(笑)あの船内、立ち位置、登場人物たちの表情まで、ハンパない既視感!こういうの、ほんとうにうれしくなっちゃうんだよなぁ。


ドラマ「ギャラクシークエスト」で一世を風靡したアクターたちも、いまやすっかり落ち目。唯一の仕事はファンミーティングと称して行うサイン会。
そんなある日、目の前に現れたのは本物の宇宙人だった・・・!?

「我々は虐殺者に脅かされています。船長の力を貸してください!」
はじめはなにかの撮影(仕事)だと軽く考えていた俳優たち。
しかし、どうやら本気でたいへんなことが起こっている・・・
宇宙人たちと協力して、なんとか危機を脱しようとします。



人間の空想(嘘)でつくられた「ギャラクシークエスト」。
しかし、嘘や欺瞞の概念がない宇宙人たちにとって、その世界は紛れもない真実なんですね。
だから「ギャラクシークエスト」をお手本に宇宙船をつくるし、登場人物にも憧れを抱いている。
それを「たかがテレビの作り話じゃないか。本気にするなんてダサい」と、バカにする人もいるかもしれない。
だけど、それぐらいのめりこむものがあるっていうのは、とても幸せなことなんじゃないかな?


そして、この映画には「スタートレック」だけじゃなく、昔のものに対する愛が詰まっている。
過去というだけで、どうして人はマイナスに捉えるんだろう。
「古い映画っておもしろい?いまと感覚違うんじゃない?」ってよく言われるけど、そもそも“愛”っていうのは普遍的なものなんじゃないかな?(もちろん愛だけじゃないよ!)

なにかに向けた情熱や愛がひしひしと感じられる、わたしはそういうものが大好き!だれかに認められようとかそういう気持ち抜きで、「ただすきなんだー!!」って思いきり叫んでいるような映画。やっぱり清々しさと輝きに満ちているよ。


「第◯話のこの展開に似てる!」と言いながら、ピンチを切り抜けるクルーたち。
ほら、想像が現実になったよ。










( ..)φ

きのうチラッと覗き見した「ハリーポッター」のスネイプ先生から、ドクターラザラスを見るとニコニコしちゃうね。めちゃめちゃいいシーンにうっかり泣いてしまいました(←も~すぐ泣く!笑)
ドリームワークスのロゴもなつかし~い気分!
ろ