劇場版第1弾。
階段を上るルパン。上った先は死刑台。そしてルパンは死んだ…
オープニングの細胞の核を出すシーンは子どもながらに不思議さとかっこよさの混ざったなんともいえない感覚で観ていた。ひとえにすっげぇ…ってなわけ。
何度も地上波で放送されている通りストーリーが壮大ながら分かりやすい。そしてクローン技術をテーマに使い、その正体不明さと永遠はないという奥行きもバッチリある今作。クローンという話の性質上、自分が本当のルパン三世なのか、みたいな話もある。
ところどころギャグを挟みながらもマモーの演出する魔法と、彼の根城の神秘とサイケデリックが混在した摩訶不思議な雰囲気が絶妙なアンサンブルを生み出していて素晴らしい。
マモーに関するラスト近くのシーンは今見ても凄い。さらに子どもの時にも観ていてその時はあまりにも衝撃的過ぎてそのシーンだけ頭にこびりついていた。怖すぎる…!
最後のデカイ脳みそ(アンドルフ…笑)もSF要素バリバリだ。でも最初はポカーンだったかな。
アクションも要所要所にあるので緩急もあって全くダレない。1作目にして傑作ですな。