【どんな人生にも斜陽あり】
山賊コブラヴェルデの思うがままに生き抜いたエネルギーと狂気、そして時代に取り残されていく男の哀愁に溢れた作品です。
放浪、追放、絶体絶命の危機からのサクセスストーリーときて、最後は余りにも寂しい。
途中のアマゾネス軍団の訓練風景は圧巻で凄まじいエネルギーを感じます。
対して、ラストの船出をしようとするシーンは、衰えたコブラヴェルデと美しく輝く波打ち際、そして4足歩行の黒人がまるで捨てられた犬のようで、これらが一つの映画の中で対比されて、えもいわれぬ寂寥感が滲み出ているようです。
人生を全うするのも一苦労なのですね。