最初にね、アンディが遊んでるんだろうなという、映像が流れるわけですよ。ウッディが主人公の冒険活劇ね。で、案の定アンディの遊びだった、というオチがつくわけだけど、更にそれは録画してあった映像で実はアンディはもう大学生にもなる年になっていた。そして昔は遊んでいたおもちゃ達は箱の中に。
これはズルい。自分と同じく時が経ってそれを見せつけられる所。演出がニクいぜ!
そこで早速フルスロットルになったがそこから徐々に落ちていった。アレ?
相変わらず素晴らしいストーリー展開と魅力的なキャラクターなわけ。
今作は前作で示唆されていた、いずれは捨てられるということに対してどうするのか、というテーマが強烈。冒頭もそうだし、ウッディ達が心配してることもそう。実際彼らは冒頭の時点で忘れ去られていた。バズのベッド、バズの壁紙から音楽やいろんなものに興味が移っていったことが分かる今のアンディの部屋。
それでも彼らは遊んでもらいたい。それこそが彼らの生きる意味だからだ。
しかし子どもは大人になりおもちゃを卒業しなければならない。
ゴミ焼却場なんてまさにそう。そして最終的におもちゃ達はどうするのかなと思ってた。
改めて観て思ったのは優しいんだよね。この作品。ロッツォとかいう反撃する価値もない奴は置いておいて笑
優しい。
アンディがウッディを見る目。ウッディがアンディを見る目。バズがゴミ焼却場でウッディを見る目。みんな暖かくて優しい。アンディの感性は素晴らしかった。だからこそウッディ達はあの決断ができたわけだし、同時にアンディもあの決断ができた。おもちゃとしての本分を忘れていなかった。恥ずかしながらあそこまでおもちゃに思い入れのなかったワタクシは置いてけぼりをくらったがそれでもアンディの最後の遊びはじんわりくる。
かつて自分がしたことと同じことを後に続くものに託す。
アンディがウッディについて伝える時に大切なことを言ってくれた。ウッディはね、友達を見捨てない。何があってもそばにいてくれるんだ。
おもちゃだけではない。人が何かに携わる時に宿るモノ。それを大切にしなければならないと感じました。
でも、自分はやっぱりおもちゃに対しては合理的に考えちゃうのでそこまで乗り切れなかった自分に残念^^;
まあそんな自分でも今実家にある奴らだけは大切にします。親にトゲドゲが踏むと痛いんだから遊んだらしまって!と怒鳴られたゴジラやレギオンやデストロイア。あれは好きなので残します!
あと、どうしても欲しかった。それはNG集。
綺麗にエンディングで終わりたいから入れなかったんだろうな。せっかくの素晴らしいラストなので。でもここまでしっかりしていれば、本編とエンディングのNGは別モノ、オマケって考えられると思うんだけどなーむしろアンディとウッディの掛け合いが入れば二人の絆の深さがわかると思うんだけどなー
ウッディ「おーいアンディ!ま〜たミスってるじゃないか!10年経っても変わんねえなぁ〜!」
アンディ「ごめんよウッディ。つい、いつものクセで^^;」
とかあればな〜〜