広島カップ

ゾンゲリアの広島カップのレビュー・感想・評価

ゾンゲリア(1981年製作の映画)
2.8
濁点言葉とラ行ワードを多く含むタイトルはゴジラ以降の怪獣ネーミングの基本線です。ゴジラ、ラドン、ガメラ等の系譜を継ぐような本作の邦題はなんとなく怪獣が出て来そうなタイトルです。
ゾンビ+サンゲリアということなのでしょうけど、どうせならばアはラにしておいた方がよりオドロオドロしくなったのではと思います。

公開当時に「眼球に突き刺さる超残酷ニードル」というコピーが付いていた事を思い出したホラー。
観たい気もするが眼球のど真ん中に注射針を刺すなんて生理的な不快感を極めた作品は嫌でその当時は見送った作品。

ある海沿いの街で殺人事件が起きる。
英国ロックバンド、ザ・キンクスのレイ・デイビスに顔の似た警官が捜査にあたるが事件が不可解で、どうも死者が蘇っているのではないかという事が分かってくるという辺りが面白かった。

登場するゾンビもニードルもそれ程不快感を感じずに済んだのは、本作以降本日までに登場したド派手残酷映画がワクチンとなって、私の身体の中にそうした物に対しての強い抗体が作られてしまった為なのは明らかです。ホラー映画ウイルスに対するブースターワクチン接種は不要なようです。
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