ゾンゲリアの作品情報・感想・評価

「ゾンゲリア」に投稿された感想・評価

ミステリー要素の強いゾンビ物。というかゾンビはメインじゃない。

街の不穏な感じが良い。
終わり方の切れ味もGood
WestRiver

WestRiverの感想・評価

3.1
凄くゾンビ映画っぽいタイトルだけど、まぁ要はサスペンスですね。ちょっと期待してたのと違いました。
👩‍⚕️💉👀💦

とある田舎町《ポッターズ・ブラフ》で起こった奇怪な殺人事件を追っていくうちに、この町にはびこる"ヤバい秘術"の存在に気付いてしまう警察官の話。

あんまり見たことない方向性のゾンビモノだった。いわゆるロメロ系作品のようなエンタメホラーではなくて、サスペンス+ゾンビホラーって感じのB級映画。新鮮で面白かった。

「目に注射器ブッ刺し美人ナース」や「死化粧はアートだ!系葬儀屋」、「鼻から強酸注がれ男」といったインパクトあるシーンや魅力的なキャラクターが印象的。特に「鼻から強酸注がれ男」は時代を感じさせる美術の安っぽさ込みで一番好きだったかも。

ちょいダサ邦題からは想像つかないほど真面目に作られた内容と衝撃のラストにいい意味で予想を裏切られた映画だった。面白かった〜
81年8月 グローイングアップ3、スタークレージーの3本立て。
殺人事件の真相を探ろうとする保安官が、町に根付いているブードゥの秘術に脅かされていく。孤立無援となった保安官の奇妙な探索劇を描いている、サスペンス劇場系ゾンビ映画。かつて国内リリースされたDVDソフトは画質が悲惨だったが、現在では高品質のBlu-rayで鑑賞することができる。

美人看護婦が患者の目ン玉に注射器をグサリとする、キャッチーなワンシーンで有名な作品。被害者の遺体が住民の一人となって普通に生活している、クリーピー&ストレンジな町を舞台にして、保安官の急転直下がエモーショナルに繰り広げられる。

町人がスナッフ撮影に興じている猟奇グループであることが冒頭で明示されて、「ウィッカーマン」と大同小異のドラマが進行していく。一応のところ、ブードゥーを根付かせた首謀者捜しがミステリーを作っているが、ラストのオチは割と簡単に読めてしまう。

とはいえ、人間不信と疑心暗鬼に落とし込まれていく過程がじっくりと描かれているため、主人公の捜索の行く末にドキドキしながら鑑賞するスタイルが、ひたすら楽しくなってくる。そして、ソンビだらけのユートピアもアリではないかと、本気で考えてしまう自分がいる。
もげ

もげの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初は昔っぽいな~と思って観ていたが、飽きっぽいこの私が一日で観終えるなんて、めったにない。すごい映画だ。

のどかな田舎の町にひとたび踏み入ったが最後、旅人が帰ることはない…。
脚本と監督がいいのか、次々に事件が起こるのでまったく飽きなかった。
眼球に注射した件は「なにもそこに刺さなくても(他殺ってすぐばれちゃうじゃん)」と思った。いや、叫んでいた。「そこかよ!!」

ゆらりと村人の影がカーテンに揺れれば「うしろ、うしろー!!」
逃げ惑う旅人を応援するも、皆、最期はあっけない(合掌)

オチがまた良かったし、悲し気な妻の「埋めて」も良かった。
保安官はいったい、何のために一生懸命、捜査していたんだろうな。
たぶん、ちょっとは日常に変化をという「イベント」だったのだと思うが。
明日になれば、また忘れちゃうんかな。
ラストに葬儀屋がかける曲とメニュー画面のピアノ曲がいい。
saya

sayaの感想・評価

3.5
田舎町ポッターズ・ブラフで起こる連続殺人事件の犯人が町の住民たちであることを知らずに、地元の保安官だけが犯人を捕まえようと躍起になっている話です。
当時画期的だったゾンビ映画『バタリアン』のダン・オバノン脚本によるゾンビ映画ということもあって鑑賞したのですが、『バタリアン』やロメロのゾンビとも違う独自の世界観が魅力的な作品でした。
序盤から殺人集団がわらわらと登場するせいで顔を全く覚えられなかったのですが、町の住民として再登場するたびに不吉な効果音で知らせてくれる演出が非常に分かりやすくて助かりました。
眼球に注射器をぶっ刺したり、鼻の穴から酸を流し込んだりと残酷描写が本格的なのもホラーファンとしては嬉しい限りです。
顔の潰れた死体を元通りに修復する描写のリアルさには惚れ惚れしますよ。
物語の展開に関しては正直地味で事件の黒幕も一目瞭然なのですが、最後の最後に衝撃的な結末があることで映画の印象までがらりと変わるのが見事でした。
ゾンビが悲しい存在として描かれていて、黒幕の自己満足に付き合わされているだけなのが切なかったです。
この作品は人物の描き方が全体的にドライなので、人物同士の思い出や関係性をもっと掘り下げて描いてくれていたら、より心に傷が残る伝説のトラウマ映画になった気はしますね。
真実を知ってから"ポッターズ・ブラフの新しい人生へようこそ"という町の看板を改めて見ると別の意味になるのも上手かったです。
それにしても最初から殺した死体を隠していれば事件にならず町も平和だったはずなのに、保安官に捜査させて面倒くさい展開に持ち込んだのは何故なのでしょう。
レク

レクの感想・評価

3.7
田舎町で続発する猟奇殺人、墓地から消える死体、死んだ者たちの姿を見たという噂。

死者の甦りがショッキングな描写で彩られ、従来のものとは明らかに違う異質なゾンビ映画。
それに加えミステリー要素もあり、驚愕のラストは某有名どんでん返し映画の元ネタと言われている。
安易で内容に沿わない邦題のせいで十字架を背負わされた映画"ゾンゲリア"見ました

つっこみたいところやなんで?ってところは一旦横において、ホラーというよりかミステリー作品として面白かったですね
B級な作り 救いのないラスト ゾンビ と好きな要素が多く色んな人に刺さるんじゃないかと思います ゾンビ要素そんなないけど

目に注射針を刺すシーンと邦題ばかり話題に上る本作ですがゾンビがゾンビとして人を襲うのではなくあくまで生きてる人間かのように社会に混ざっているという設定はありそうであんまり見ないので目新しさはあります

バタリアンみたいな映画を期待してはいけない
KAi

KAiの感想・評価

4.0
"サンゲリアとゾンビ
合わせてゾンゲリアでいいじゃない"
……日本ヘラルド社員

"サンゲリア"が"サスペリア"から語感を頂戴した様に、ヒット作が生まれるとすぐそれにあやかろうとしてしまうのは映画配給会社の必然であり、悪しき伝統であるのだろう。本作のタイトルから連想されるのは、"ゾンビ"と"サンゲリア"の良いとこ取りという名目で作られたストーリーも何もないB級ゾンビ映画というイメージではないだろうか。しかし実は"エイリアン"の脚本家コンビ、ダン・オバノンとロナルド・シャセットの手になる作品であり、本格派(ゾンビ)ミステリー映画と言えないこともないのである。

本作は極力事前情報なしで観たほうが良い類の作品であるにも関わらず日本公開版のポスターでは盛大にネタバレをやらかしている。また物語の最初の犠牲者はカメラマンのフレディという役であるが、フレディと言えばこの人ロバート・イングランドが別のチョイ役で出演している。さらに本作の特殊メイクは後に"ターミネーター"や"ジュラシックパーク"を出かけることなる特殊メイク界の巨匠スタン・ウィンストンが手がけるなど何気にハリウッドのすごい才能が集結している。しかしその気合いの入ったゴア描写がミステリー好きの映画ファンを遠ざけていると言えなくもない。

ナポレオンダイナマイトのレビューでも書きましたが、苦し紛れの邦題は日本の配給会社が原題だと伝わりにくい作品の世界観や魅力を世に広めようとする苦心のあらわれだったりもします。さらに本作の場合は"ゾンゲリア"というタイトルのB級臭が作品のハードルを下げるだけ下げるので、観賞後、意外と面白かった!案外しっかりしている!というポジティブな感情に観客を導く効果があるのかもしれません。なんならネタバレポスターも時間がない人が映画を観なくても観た気になれるような親切心からだと言えないこともない…こともないですね。
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