囁きのwhisper

さよなら夏のリセの囁きのwhisperのネタバレレビュー・内容・結末

さよなら夏のリセ(1983年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【渋谷TSUTAYA VHS回収】
積極的に観るようなジャンルじゃないんだけど、なんかタイトルが目について、貴重な作品っぽいようだったのでチョイス。
中盤までは若者が騒いでイチャついてばっかりで、「まぁこの時代はこんなもんか...」って流し見しようと思ってたんだけど、中盤に湖から死体が発見されたエピソードを皮切りに、各々の持つ問題が深刻さを増してきて途端に面白くなってきた。

パーティーのための屋敷を貸してあげたメガネ陰キャくんがすごくいい味出してる。
中絶のためのカンパを集めた挙句、「いつ別れてもいい」という逃げ道も用意した上で結婚まで申し出る、まさに漢気の塊!
軍人息子のエピソードも、根本的な解決には全くなっていないものの、抱擁で映画自体も終わらせる勢いの良さは時代を感じてよかった。

あとはお城のベッドでのレズセックスは見所。シチュエーションがめちゃくちゃ良いし、雰囲気に飲まれて身体を重ねてしまうエロさね。
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