先延ばしにするのはやめよう!第2弾その5
定期的にタイムラインに乗っかって来ていてとても評判が良く、ずっと気になっていたが、、やっと観れた!
パッケージの美しさ。。
一番良い瞬間を切り取った画。
中身もそれに相応しく、久しぶりにロマンティックな映画を観たなぁ、、そんな気持ちになれた作品だった♪
こちら、現代パートは1980年の設定なのでクラシック映画と言うには少し新しいのだけれど、タイムトラベルする時代が1912年。
この時代のグランドホテルの雰囲気や、服装がとてもクラシカルで素敵。
途中、恐らく"ベニスに死す"のオマージュのようなシーンが出てきたのだけれど、誰かご存知の方いらっしゃるかな?
あと、スーラの画"グランドジャット島の日曜日"のようなシーンも狙ってる?
タイムトラベルものと言えば、シャレオツ監督ウディ・アレンの"ミッドナイト・イン・パリ"なんかを思い出す。
主人公リチャード・コリアー役にクリストファー・リーヴ。この人は、本当に王道!
何だろう、ザ・アメリカの好青年のイメージは、やはり'スーパーマン'だから?
ハンサム(not イケメン)なお顔に、胸板が厚くて、、ガッチリした感じがたまらない!
子どもの頃に観たスーパーマンは、おチビの私の目にはそれはそれはカッコよくて、ちょっとした恋だったのかもしれない♪
(スーパーマンの映画の中で、"透視能力があるなら私の下着の色を当てて"と言われて"ピンク"と答えるシーンで、ドギマギしたのを今でも覚えている。。)
今作でも恋には積極的で、この人だ!と思ったらグイグイ押してくる感じ、良いなぁ〜押しの強さは恋愛名手の必須条件!
ヒロインのエリーズ・マッケナ役ジェーン・シーモアが美しい。。
やはり昔の女優さんは、品格があるというか、何かが違う。本当に、ため息しか出ない。
あの写真に恋い焦がれるリチャードの気持ちがよくわかる。
エリーズのマネージャー、ロビンソン役に
クリストファー・ブラナー。
大好きなトラップ大佐♪ だけど、今回はちょっと嫌味な役。
ラフマニノフの♪ パガニーニの主題による狂詩曲 が、またこの切ないラブ・ストーリーを盛り上げてくれるのだけれど、私は映画を観に行くと必ず予告の前後に流れる不動産のCMを思い出してしまって。。(bronze…)
でも、作品にとてもマッチしていて、様々な感情を掻き立てられる名曲であることは間違いない♪
タイムトラベルの方法なんかは、ちょっと原始的過ぎて笑ってしまうのだけれど、一応SFラブストーリーとなってるみたい。
ツッコミどころが多いのに、切なさの方が上まってしまう所は、"時をかける少女"と重なる部分が。
とても、素敵な映画だった。
後から後からこぼれ落ちる涙を、今はそっとしておこうと思う。
しばらく、この美しい世界に浸っていたい。。
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クリストファー・リーヴについて
この作品から15年後落馬事故に遭い、その後車椅子生活を余儀なくされたけれど、リハビリに励み、同じように身体の麻痺に苦しむ人の為のセンターを設立。
アカデミー賞のプレゼンターを務めたり、監督業をやったり、ドキュメンタリーのナレーションで受賞したり、、
その後も俳優活動を再開したり、前向きに活躍する姿が素敵だった。
52歳という若さで亡くなってしまったのが、とても残念。。
私の中では、いつまでも唯一無二の正統派俳優!!