『嫌われ松子の一生』『渇き。』の中島哲也監督作品
公開時劇場で鑑賞済み
原作は未見ですが、当時ほとんど映画を観てなかった自分にも強烈なインパクトを残してくれた作品
今観てもやはり素晴らしい映画でした
本当にこの監督の他に類を見ないほどの卓越した映像センスには脱帽です
ストーリー構成の巧みさや世界観の構築
その上で、練りに練られた演出や脚本でぐいぐい物語に入り込む
終始違和感を覚えるほど薄暗く不気味な映像が続くので見てるこっちまで落ちてくるけど、それが途中からは癖になってくる
とにかく松たか子の陰湿で狡猾で計算高い復讐劇が痛快で最高
一見すると感情が失われたヤバい先生にしか見えないけど、実際は子供を愛してる普通の母親
そりゃ大切な我が子を失ったらここまでしたくもなるでしょう
空回りしてる岡田将生だったり周りの中学生、木村佳乃のダメダメな親感
キャスティングも素晴らしかった
当時この映画を観て橋本愛の虜になったのは言うまでもない☝🏻笑
トラウマ級の作品ですが中島哲也にしか撮れない傑作だと思います
2020 自宅鑑賞 No.190 U-NEXT