オルキリア元ちきーた

スクール・オブ・ロックのオルキリア元ちきーたのレビュー・感想・評価

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)
4.3
うちの息子(5)がギターを欲しがり、マイケルシェンカー教信者のギター少年だった旦那と、女版デューイ・フィン(ジャック・ブラック)みたいな私が「息子を正しいロッカーにするために観る教育ビデオ」として選ばざるを得ない作品。

音楽活動もアクターでもコメディ部門の人気者というと日本なら北野武みたいな感じだろうか。ちょっと違う気がする。阿部サダヲか大泉洋か。

アメリカだとトム・ハンクスやティム・ロビンスやマーク・マイヤーズなどがこのジャンルの表現者の道を拡大した人達になるんだろうが、ここまで偏った彼の趣味やキャラクターと合致する作品でヒットするのも、ちょっと凄い気がする。

特に目新しいストーリーでもなく
いかにもアメリカンが好みそうな展開と構成で、かなりベタな映画なのだけれど
とりあえずロックが好きなら、一度は見ておいてもいいと思う。

私はジャック・ブラック扮するデューイそのものの「ロック馬鹿」で、若い時の人生の目標は「ミュージシャンの彼氏を作ること」と決めていて、ロン毛の男には滅法弱く、楽器の演奏してると聞けば逆ナンしまくる頭の悪い女のくせに、自分の音楽知識やセンスを超えない男には簡単にダメ出しする、まさに「イタいロックオタク」だったし、今でもあまり改善されていないので、この手の作品は文句など書けないのでレビューはアテになりません。