鎌谷ミキ

クリスマス・キャロルの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)
3.9
【ラスト一本、なんとか間に合った!】

[あらすじ]
ロンドンに暮らし商社を営むスクルージは、金持ちであるのにケチで思いやりのない老人だった。クリスマス・イブの夜、過去・現在・未来の亡霊が訪れ、スクルージの心はだんだんとほだされていくが...。原作はチャールズ・ディケンズ。

[レビュー]
世界的に有名なクリスマス映画にトライ!
いろんな『クリスマス・キャロル』がありますが、小説が一番ベースになっているものを。ちなみに最も古いのは1935年製作の『Scrooge』らしい。サブスクでは見れない、そもそも原題なので日本に来てない作品かも。

おとぎ話にしてはなかなかシビアな話です。ディズニー版とかいろいろあるみたいだけど、子ども向けという感じには思えなかったなぁ(原作は児童書小1から読める)

友人マーレイの亡霊が出てくる辺りからファンタジーになるんだけど、演出もあって世にも奇妙な物語みたい。未来の精霊なんて、あれ、喋らなくて普通に怖い…

自分の過去、現在、未来を知ることで、得ることがある。精霊はそれをケチなスクルージに教えに来てくれたのかもね。

そもそも「クリスマス・キャロル」って'主としてキリスト教文化圏において、イエス・キリストの誕生と関係した内容の歌'のことで、劇中に歌われてるのがそうなのかな。なので、キリストと切っても切り離せないストーリーです。

未来は知りたくないけど、過去に戻って励まされることってあるかもなぁと、真面目なクリスマスの夜でした。

シャインマスカットのワイン飲めた😋🍷
鎌谷ミキ

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