群青

耳をすませばの群青のレビュー・感想・評価

耳をすませば(1995年製作の映画)
3.7
非リア充キラー筆頭にあげられるアニメーション作品。

こんな青春送っていない…とかあんなかっこいい男なんていなかった…とか教室くるなよ、やだときめいちゃう…とかバイオリンとか卑怯だし…とかもうあげたらきりが無い程のキラキラした青春。

なんなん?もうなんなん?おれに対する、わたしに対する当てつけ?もう!なんなんだよ!もう!笑
とか、阿鼻叫喚の嵐の作品笑

とにかく甘酸っぱくて、素直になれない事からのいらだちだったり、小さな事で悩んだりと思春期の微妙な感情をうまく描いている。それでいて、ジメジメした感じはなく逆に爽快。このバランスは流石ジブリ。


聖司はまず名前。天沢聖司て笑
かんぺき!笑
名前からしてもうイケメン臭ぷんぷん!笑
そして案の定、イケメン!
キザだけどふと見せるデレ、誠実さ、そしてバイオリン!非の打ち所がない!
好きな子が気づいてくれるように本を先読むするとか一歩間違えばストーカーなのだが、彼は宇宙の真理によって勝利を約束されているので全く問題ない。

その真理とは


※ただしイケメンに限る、だ。


この真理は全てがうまく行く法則なのだ。
そう、石を窓に投げれば気付いてくれるように。


また、おじいさんの話す時計の話や、バロンの話、高校受験を控えた家族会議などサイドの話も厚く、そして考えさせられる。時計とバロンの話は幻想的で引き込まれる。おじいちゃんの話し方も落ち着いていて良かった。
あとね、野球部のやつ!
せつねー!でもなんだかんだでEDで救済されていて良かった。


バロンの声はかっこよかった。猫の恩返しもあの人が良かったよー。雫のお父さんは素人だけど深みのある安心出来る声で全然良かった。確かに下手なんだけどね。こういうのがあるから素人とかタレント起用はバクチだとつくづく思う。


ということで王道恋愛アニメ。鬱になるか良かったーとなるかはあなたの経験値次第笑

そういえばこの作品の監督はこれが最初で最後の作品。48歳は早すぎる。この人がいれば今のジブリとは違ってただろうなー
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