日本のヒップホップのレジェンドたちが、
ヒップホップを始めたきっかけとして口を揃えて言うのが、
「フラッシュダンス」と、この「ワイルドスタイル」
これをね、
映画"作品"として見たら、
そりゃもうね、
申し訳ないけどクソ映画ですよ。
インディペンデント映画だから映像はチープだし、
脚本はペラッッペラだし、
ただでさえその状態なのに、
出演者ほぼ全員本職がアーティストで、演技は素人だから、棒も棒もいいとこ。
棒棒棒の嵐。棒棒棒ー棒・棒ー棒棒。
棒という字が日本一多いレビューですこんにちは。
でもね、
作品としての出来とかそんなんどうでもいいんですよ。
ヒップホップ黎明期の、
噴出寸前のマグマの胎動みたいな緊張感のある熱さが映像として残っていることに価値があるのだ!!!!!!
マジでやばいよこの熱気!
ただひたすらにそれが「好き」という感情の集合体!
今のヒップホップやレゲエのシーンがとっくに失ってしまったものである…
ラップにしても、グラフィティにしても、ダンスにしても、
もっと上手い人が今はめっちゃいるけど、
でもそういうことじゃないんだよな。
っていうのを再確認させてくれる映像。
生きたブロンクスなんてこれ以外で見れねぇぞ!
グランドマスター・フラッシュ出てるってすごいよなあ。