しゅん

ワイルド・スタイルのしゅんのレビュー・感想・評価

ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)
-
リー・キュネノス演じるプエルトリカンのグラフィティ・ライターが(一応の)主役。ヒップホップの胎動にはアフリカンアメリカンだけでなくラテン系も一役買ってたとはよく聞く話だけど、この記念碑的作品がまさにそれを証立てているってことか。キュネノスはその後もアーティストとして生活続けているよう。

自己表現の青春と、パーティーへと向かうストリートの熱気。強盗と警察の暴力、落書きだらけの廃墟。何かが蠢いてる感覚を、出てくる全員で作り出していく。映画自体が一つのパーティーを作り出していく。やっぱり上がらざるをえない。

ダブルトラブルのアカペラとかめちゃ好き。エンストした車を押し出すキッズたちを映すショットに映り込む犬と老婆はもっと好き🐶
ブレイクダンス・グラフィティー・DJ・ラップが同じくらいの存在感で同居しているのがこの世界の魅力だな。
しゅん

しゅん