公衆電話での会話を終えた瀬川マコは、順番待ちをしていた大学生・木村健一に顔をそむながら表へ出た。健一はそこでマコが落とした楽譜をみつけ後を追ったが、マコの姿は既に見えなかった。お針子の乙女…
>>続きを読む天正十五年。豊臣秀吉の茶頭千利休(二代目中村鴈治郎)の娘、吟(有馬稲子)は、六年間一筋に慕い続けてきたキリシタン大名高山右近(仲代達矢)をむかえて喜びにもえた。しかし、妻のある右近はキリシ…
>>続きを読む母を亡くした少女マリ子は、死んだと聞いていた父親から逃げるため、流しの三平に付いてカフェやキャバレーで唄うようになる。その可愛らしさと歌のうまさで人気者になったマリ子だったが、彼女を探して…
>>続きを読む競馬好きな愚かな詐欺師・小原米松は、兄貴分の命令で繊維問屋連合会会長・大和田をカモろうと彼に近づく。競馬場で一緒になった小原は、大和田に予想の腕を認められて詐欺どころでなくなり、さらに偶然…
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