沈丁花の作品情報・感想・評価

「沈丁花」に投稿された感想・評価

当時42歳ながら平然と32歳に扮する京マチ子がキレイ過ぎる。司葉子もぶっ飛びすぎてて『秋日和』と同じ人とは思えない。小津映画みたいなストイックなタイトルながら、ゆるくて幸せなコメディ。と思ってると「本日休診」の看板のシーンや、鏡を見ながら白髪を抜く京様のシーンなどでのメルヴィルばりのサスペンスフルなズームイン・アウト、星由美子のシーンにおけるやたらドラマチックな音楽、極め付けは取り残される杉村春子のガチな演技にやられる。

2018/5/7 神保町シアター
大映以外にも手を広げたいという気持ちは重々なのだが手が回らず、徐々に慣らすため京、仲代も出てるこれを。
辛うじて宝田、杉村、高島、加藤は馴染みあり
同時代の日本でも全く別の世界観に感じられて面白いところ
やはり大映(といってもまだ時代劇は全然わからないのだが)が直感的に好きになったのは(一部除いて)スノビズムに陥らぬ粋なインテリ感、役者が駒として動かされてる感じ、作品が役者に先立つ感じ、会話から導き出すエモーション、都市、モダン、メロウネスなどへの執心が概して強く思われるからなのだが、題材としては大映で好みとするものと共通するような今作においても全く別種の風合い、一本観ただけでわかったもんじゃないが、作り手側がちょっと低めな大衆のレベルに合わせてる、または楽天的に、"ベタをベタに"やっている感触があった
例えば杉村が三女、四女の慢心を咎める所など、シリアスな音楽がつけられ、必要以上のわかりやすさで変に浮いてるとこなど、非常に俗っぽかった
黛、オープニング曲はとても良かった

コメディ要素、もはやいい按配のユーモアでなく、終始止まらない出来すぎたギャグの応酬という感じで私的には疲れてしまうな、面白いのだがあくまで比較として…

だからなんだか京や仲代も全く別のユニヴァースの別の文法で動いている!と不思議な感じになる
今作、かなり聞き取れない死語?や言い回しが多かった

前後のドリー、ズームインズームアウトがやたら多用されてるのも気になった
久々に面食らうほどの大衆的ホームコメディ。
登場人物と、エピソードと、ギャグモリモリで、かつ尺長いので、後半ちょっと胃もたれしてきたけれど楽しい一本でした。

星由里子さん美しいー!!
団ちゃんキュート!
司葉子さん、今までで一番良い役だと思った。京マチさん髪型かわゆい。

杉村先生、京マチさん、司さんとそれぞれ謎のズームありましたね。

杉村先生、お湯入れて直ぐにお茶淹れすぎ~って思ったら、急須揺らしてたので安心した(どうでも良い)

歯医者に突然、あんな格好いい宝田明が現れたらポーっとしちゃうな。
宝田明と司葉子の絡み好きだった。

久しぶりに見て感じたが、宝田明や高島忠夫は陽ですね。トロピカル。

そして小林圭樹の安定感…変な体操より普通に喋ってるのが面白い好き…司さんの結婚ら辺で終わってもいいのでは?と思ったけど、小林圭樹のおかげで最後までうま味ありで観られました。

仲代達矢まで出てきてお腹いっぱいだよ~となり、杉村春子の喜ぶ顔が見られて大団円て感じでした!面白かった!
幸せ感。。
同じ日本人だけど、
こんな事、遥か昔の事のようだ、、、、涙
にっぽん家族の肖像 映画で辿る昭和の家庭風景
@神保町シアター

東宝オールスター感のあるキャストたちがキャッキャしてるだけで楽しい。他の作品でも確か小林桂樹と司葉子カップルってあったけど、出来過ぎ感あって嫉妬しちゃう…
小林桂樹の謎のラジオ体操、あとコミカルな動きはサイレント映画の俳優みたいで良かった。なんか可愛い。


千葉泰樹の中では「春らんまん」と似たような印象で、他の傑作たちと比べると鋭さはないけど何も考えず楽しめる佳作。
ほし

ほしの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

辟易するカメラワークだが魅力はラジオ体操に尽きるので相対的に問題なし。

娘の部屋を仮の書斎や沈丁花
thishate

thishateの感想・評価

5.0
2016.3.26シネマヴェーラ
2017.6.17新文芸坐
MoonRiver

MoonRiverの感想・評価

4.0
オープニング早々杉村春子、京マチ子、司葉子、団令子、星由里子が横一列で歩いてくるだけで期待感が高まってきます。

話としては亡き父の歯科医院を継いだ長女のマチ子さんと、それを手伝う次女の司さんが結婚してないので、それを心配する母親の杉村春子さんや、すでに結婚してる団さんと星さんたちが何とか相手を見つけようとするこの時代によくあるホームドラマのようなものです。

この女優さんたち以外には宝田明、仲代達矢、加東大介、田辺靖雄、夏木陽介、小林桂樹、藤木悠、小泉博、高島忠夫、三木のり平、有島一郎、佐藤充と豪華なメンバーが絡んできて楽しい映画になってました。

司さんは今回酔っ払って歌歌ったりして、鈴木英夫特集で見てきたイメージとは違う役でしたけどそれも可愛らしくていい感じでした。

そして衣装監修を高峰秀子さんが行ってまして、女優さんたちの着る洋服や和服を見るのも楽しみの一つ。

オープニングに一人だけオレンジのワンピースとツバのある帽子を被った星さんは次文金高島田姿になって、新婚旅行から戻ると和服姿とどれもお似合いでした(^o^)

願わくば四姉妹の弟である田辺靖雄の役をやって京様に怒られてみたい( ̄∇ ̄)

御多分に漏れずこの映画もDVDありません!おかしいやろ東宝(-_-;)
t

tの感想・評価

4.2
歯科姉妹(京マチ子と司葉子)の結婚をめぐる何でもない昭和的喜劇だが、オールスター各人の巧さと気の利いたギャグがハマって何とも幸福な時間だった。
黛敏郎の濃厚な音楽に始まり、杉村春子筆頭とする女性5人横並びがワイドスクリーンで登場する冒頭から多幸感満載。その後だいたいどの場面も笑ってた。
ほんとに名優揃いで慄くが、個人的には司葉子が綺麗なのにかなりぶっ壊れた演技をしており、そのコメディエンヌぶりに驚かされた。
一瞬出る佐藤允が異様に黒光りしてて最高なので、もっと出して欲しかった。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
京さんの歯医者ハマってるな。カバだと思われながらゴリゴリやられるのたまらないし「鈍感!」て言うとこすごい意外性あった。
司さんは体操してるときのピンクのパンツが良かった。
結婚式のスタイルをそれぞれ変えたのうまいな〜と思った。
沈丁花てタイトルだと堅い映画かなと思うから(そうでもないか?)もっとライトなタイトルが良かったんじゃないか。
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