Norisuke

パンチドランク・ラブのNorisukeのレビュー・感想・評価

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)
3.8
キラキラ光るトイレ用ラバーカップを販売しているバリー・イーガンは7人の姉の影響で情緒不安定気味で女性が苦手。そんな彼の日課はマイルが貰えるプリンを大量買いすることだった。姉の紹介で素敵な彼女候補を紹介されるものの、彼の周囲には次から次へと事件が起こって…な話。

アンダーソン監督の作品でこれ観てなかったな…と思い鑑賞。やたらと引きな構図を多用しながら、情緒不安定な男の恋愛をドタバタと描いている。待ち合わせするのにお姉さん7人全員から確認の電話が入ってきたり、会えば会ったで彼女をつくらないなんてゲイだろうと言われたり、秘密にしてと言ったことが全て筒抜けだったり、そりゃストレスマックスになって破壊衝動にも駆られるわ、とバリーさんの境遇に同情してしまう。
引きの構図ながらも物語はしっかりとまとめて、綺麗に終わったのは流石。夜に観ることをオススメしたいまったりとしたロマコメだった。
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