キリストとアラーにそれぞれ言及した男女の求め合いワード。泥踏みダンス。そこらへんまでは四つ星。
だんだん飽きた。
民衆の自衛の闘争物語なんだが、原作文学に(というかプロット通りに撮って割って並べることに)縛られちゃってて、個人の心を本当に照らすなどの叙情的メリハリに乏しい。(第七芸術なりの!?)崩しも欲しい。大げさ演技時代の無声のこういう硬直した叙事映画にラフマニノフ調?の不穏ピアノがずーっとしがみついてるのキツイ。(やかましいピアノで大減点。)
ラジオ劇や人形劇や舞台演劇でなく、なぜ映画としてこれ作らなきゃいけなかったのか?
子供の切実そうな表情だけは活きてた。コサック兵たちのダスキンな帽子も好き。
[岩波ホール ジョージア映画祭2022 “コーカサスからの風”]
▽付録▽
神保町といえば、ロシア料理屋だね♪
ロシア(&ジョージア)料理研究家の黒パンマリが東京のボルシチ三傑を全力でおすすめしてみます♪♪
1位 神保町サラファンのボルシチ!
(具が少ないけど、味つけはここが一番かな。ただし、お店の人が必ず「真ん中のサワークリームをかき混ぜてピンク色にしてお召し上がりください」と言ってくれるけど、いきなりその通りにしてはいけません。まずはクリーム溶かさずに、お味見。)
2位 吉祥寺カフェロシアのボルシチ!
(赤色の高所安定がすごい。ひょっとして缶詰ビーツ使用? 肉も入ってる。革命気分がきっちり高まる本物の味。)
3位 東中野コトゥタモペヴァの夏期限定 夏の冷ボルシチ!
(酸味あり。苺牛乳みたいにホワイトピンクで、可愛らしくて爽やかで美味しくて体が冷えます。)