どーもキューブ

NINIFUNIのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

NINIFUNI(2011年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

真利子監督のキケツのニニフニ



2011年ジャンゴフィルム提供。真利子哲也監督。

インディーズ映画「ボクサーキッド」が猛威を振るうなか(DVDソフト化お願いします)、真利子監督の中編がDVD化。

事前情報では、何やら宮崎あおいちゃんの弟、宮崎将君とアイドルグループももいろクローバー(Zがつく前)の出演。

もしや、モモクロありきのアイドル物オリジナルビデオでは?

よくあるアイドルありきの短編・長編映画というのは、昔っからあります。

ジャケット見ると「カィエデシネマ」の文字。

「よほど作品に吸引力があるのかな?」と思いつつ、各種ベストテンにもノミネートされていた本作。

気にはなってた。DVDレンタルされていたんで、さっそく真利子監督、初鑑賞となりました。



なぁるほど、なぁー!

途中まで素晴らしい画面ノーパンとカットセンス

緊張感ある長廻し

さながら
邦画界の難解派からやや柔らかい作風になってきた青山真治監督のデビュー作「helpless」を思わせる匂い。

とっても何か起きそうで交わらない

ニニフニな世界

短編なんでなんとも言えませんが、正直ある物が出た時点で、私は、本作の予想想定内の落ちが、見ながらわかってしまい、あとは

そのマイナスなサービスの世界観続くのと短編の短さが裏目に出てしまうあっけなさという薄さにつながっているように感じます。

やはりもう一捻り欲しかったのか゛正直な所。

犯罪とアイドルがあい交わらないのが恐らくテーマと思われるが、丁寧なマエフリがあっただけに車が止まった時点で、落ちがだいたい読めてしまったのが、ちょっと残念でありました。

むしろニニフニな世界観が交錯してモモクロと犯罪がミックスしたほうが面白くなるのになぁという感じがありました。

これは脚本の描写・プロット不足なんかもしれませんが。

それにしても 画面のかわり際の 光や緊張度は素晴らしいものがありました。

フィルムの質というかカメラの違いで色や映像の質が違ってくるとこも面白かったです。
モモクロのPV画像と宮崎さんの画面の明暗の違いが、良かったです。

あと海外ばたの寂しい風景が、なんともニニフニな世界を盛り立ててましたね。

これからに期待します。真利子監督!次作も楽しみにしています。

キケツだけでなく承転な世界観も見たくなった短編でございました。

です
が、それこそミステリー原作物の映画化なんか見てみたい気が十分しましたよ!



という事で
真利子監督のニニフニなキケツ(起・承・転・結の起決「キケツ」だけの世界)短編

またモモクロファンちょい必見!

重なりあうのかその交わらない世界

ぜひどうぞ!
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