タマヒュン映画を探してたら当たった。何が凄いってイーストウッド本人が岩登りしてる所ですよ。古い映画なのもありますがスタント無しの映像に寒気が止まりませんゾゾゾ
アイガーに登る前の訓練中、岩山で手を滑らせて擦りむいちゃうシーンがあるんです。ぶっちゃけ私は飛び上がったんですが劇中での扱いは地味だし本人も「なんだよ痛ぇな」ぐらいの薄いリアクション。
これ台本に無かったアクシデントくさいんです😨普通に死ぬかも知れない事してるイーストウッド…この頃はいろいろ基準が違いますね
本番のアイガー岩壁に取りついてるシーンでも執拗に山の全景と登山メンバーを同時に撮ってるし見下ろすショットばかりでスタントじゃないですよアピールが凄い。撮影中にスタッフから死者も出ているという事で…ヒュンどころの騒ぎじゃなかった
ただし話の方は本当に酷い
「表の顔はイケオジ大学教授！だが実はスゴ腕の元スパイ！暗殺の任務を受けてアイガーに登る！」って感じ。ターゲットが登山家だから俺も登ってそこで始末してやるぜというストーリーはひたすらワケが分からない。一緒に登る意味はどこに…？しかも登山メンバーの内、誰が標的かハッキリしないミッションとか雑すぎませんか💦
全体的に支離滅裂で、悪天候に見舞われてすごすご引き返す…という盛り上がらない尻すぼみ展開も後付けで書かれた疑いアリ
どうもアメリカ版007をやろうとしたらしく、女にモテモテですーぐセックスしてその度に窮地に立たされてヤレヤレ女ってやつはみたいな顔をする。マンガみたいなセクシー美女が登場するたびに笑えて仕方なかったです
各所の空撮はキマってるし映像だけは素晴らしいので、アメリカンマッチョエンタメ馬鹿スパイアクションにしてしまったのが悔やまれてならない
