シャトニーニ

007/死ぬのは奴らだのシャトニーニのレビュー・感想・評価

007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)
3.4
007シリーズ第8作!
僕が個人的に大好きなボンド、ロジャー・ムーアにバトンタッチした本作は「〜ゴールドフィンガー」「〜ダイヤモンドは永遠に」に続く三度目、ガイ・ハミルトンによるもの。

OP曲はポール・マッカートニーでロックに決めているし、各所から感じるホットロッドな趣味から、「〜ニ度死ぬ」以来の英国から飛び出したエスニックなボンド映画になっています。
今までの悪の秘密結社とのしがらみはどこへやら、今度はニューヨークやニューオーリンズ、南米カリブ海の島でボンドはブードゥー組織と戦うことになります。ワオ!キレキャラの保安官のJW、敵キャラで不死身の爆笑王ことサミディ等、みんながみんな陽キャだぜ!
ジェーン・シーモア演じるソリティア、なんか会社役員が仕事するふりしてPCで遊んでそうな名前ですが、魅力的なオッドアイ、そしてきょぬー。。。占い師のタロット使いで、ボヘミアンな衣装から豊乳がこぼれそうで紳士は誰もがドキドキするんじゃないですかね❤撮影当時21歳(!)で既婚(!!)ですが、役では生娘(!!!)という反則すぎるボンドガールです。あー生まれ変わってスパイになりたい

おっぱいで話が脱線しましたが(当時)ムーアにしかできないボートを使った高速水上アクション、ワニをつかったアリゲーターアクション等、それまでのボンド映画を打ち破る最強のアドベンチャーライドに進化していました。

それにしてもムーアの良い所は明るい茶髪に胸毛ほぼ無しのヤンキーなルックス、そしてそれを裏切らないストロングスタイル。まさしく前作までのボンドになかったパワー系、ストロンゲストボンド。後に両手マシンガンや陸海空、宇宙まで行っちゃうし今までのスマートさを忘れるほどの活躍をしていきます。若々しく見えるけれど、1927年生まれ、実はショーン・コネリー(1930年生まれ)より年上(!)という若作りボンドでもありました。ビックリ!