ジャン黒糖

102のジャン黒糖のレビュー・感想・評価

102(2000年製作の映画)
1.6
つ…つまんねぇ!、!!!
今年もワースト級だなと思える作品はアマプラ版『シンデレラ』とかNetflixオリジナルのアメリカ学園モノ青春映画『キスからはじまる物語3』などあったけど、これはぶっちぎり今年観た中ではワーストな気がする…。

公開当時の「今回のわんちゃんはブチがないっ?!」的なキャッチコピーがあった記憶のある本作。
ただ、自分的には公開された2000年前後のディズニーといえば、ピクサーの台頭に比べると90年代前半の『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』などのディズニー第2のルネサンス期以降、再び低迷期というか、実写もアニメ映画もいまひとつインパクトに欠ける作品が多かった印象。
特にビデオ作品となった『ライオン・キング2』に続いて本作もヒット作の続編で、しかも"今度はブチがない"という引きの弱さに、なんだか微妙な印象だった。

その『102』をまさか大人になって20年後に観ることになるとは。
いやー、ひどかった。。笑

前作の飼い主ロジャーとアニタの設定はまるでなくなり前作の101匹のうちの数匹を飼うソーシャルワーカーのクロエと捨て犬保護団体のケヴィンが主人公で前作ラストのモヤモヤに一切説明ないのもなに!?
クルエラもすっかり良い人になってなに?!!

とまぁのっけから前作は忘れて下さい!と言わんばかりの展開が続き、クルエラはいかにしてクルエラ・デビルに戻るのか、が前半は描かれる。
この30分が長いし、いざクルエラになる瞬間はまるでカルト映画を観ているような、正直子供向けとは言い難い悪夢的な映像に仰天。
ぶっちゃけこれ子供のときに見てたら軽くトラウマになってたかもしれん。笑

主人公2人のロマンスも面白くない話し運びだし、クルエラ側の悪行も観ていてストレスたまるし、わんちゃんたちの活躍も心ひとつ動かない。
後半のシリーズ恒例、クルエラを襲うわんちゃんたちの反撃も前作をはるか凌ぐド派手演出だけど面白いというよりカルトみが増しただけ…笑
ラストなにあれ…笑

いやー、、、、これはぶっちぎりワースト級ですわ。。。
うぅ、、頼む、!エマ・ストーン版『クルエラ』!!!
ジャン黒糖

ジャン黒糖