ジャン黒糖さんの映画レビュー・感想・評価

ジャン黒糖

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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.6

昨年観た映画を朧げな記憶の内にでも書き留めておきたく。
昨年、サンフランシスコに出張したとき、帰りの飛行機で4本くらい立て続けにそのとき日本未公開の映画を観て集中力切れそうなところ、最後に観たのが完全
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.0

原作者・五十嵐大さん自らの生い立ちを綴ったエッセイを、(ちょっと勿体ない内容で最近話題となった)吉沢亮主演で、『きみはいい子』以来10年ぶり長編映画となる呉美保監督が映画化した2024年の作品。

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ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

3.4

プレイバック:クリント・イーストウッド監督作投稿6本目。
イーストウッドにしては珍しい3枚目の中年男性を演じたコメディ映画。
後半に行けば行くほど勿体ない粗さが目立って見えた作品ではある。
でも、不思
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.2

冬、特にクリスマスシーズンにぴったりな心温まる一本だった。
※かく言う自分は年明け1発目に本作を鑑賞。笑

ポール・ジアマッティが良い役者なのは言わずもがな、彼が演じる堅物教師ポールと一緒にホリデーを
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

この映画、どタイプだった。
『ララランド』や『ちょっと思い出しただけ』のような、"あったかもしれない可能性"に思いを馳せながら、それでもいまの現実を肯定するような描写のある映画が元々凄くタイプで、個人
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ガントレット(1977年製作の映画)

3.4

あけましておめでとうございます。
今年も素敵な映画に出会えるといいなと思っております。

さて、新年1発目の感想としてイーストウッド監督作『ガントレット』の話に入る前に、一応昨年自分が観た映画の総評を
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.9

『ダイ・ハード(特に2)』『スピード』『ザ・ロック』『フォーン・ブース』などなどの80〜00年代映画のDNAを受け継ぐかのような、2020年代アップデート版というべき息つく暇ない娯楽作!!
ジャウム・
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喪う(2023年製作の映画)

3.8

キャリー・クーン、ナターシャ・リオン、エリザベス・オルセンが三姉妹役で演じるNetflixオリジナルの感動ドラマ。
原題はそのまま『His Three Daughters』、邦題もある意味そのまま"喪
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.4

クリント・イーストウッド、94歳にして引退作と言われている本作。
かつて俳優業引退を宣言した『グラン・トリノ』が78歳ごろに作られた作品で、その後も衰え知らずの作品群を見ると「いやいやまだまだ」と思い
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

2.7

ドウェイン・ジョンソン、クリス・エヴァンス共演のクリスマス映画。
監督は『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』のジェイク・カスダン。
クリスマス映画には万人に向けた奇跡を期待したいところ、本作は
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

女優としても活躍するケリー・オサリヴァン自身のナニー(子守り)の経験を元に脚本化、私生活でパートナーであるアレックス・トンプソンが監督した心温まる一本。
自分は劇中描かれる主人公ブリジットといま同い年
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アウトロー(1976年製作の映画)

3.4

プレイバック:クリント・イーストウッド監督作3本目。
主人公ジョージーの旅路のなかで出会う人々との交流を通じて、"アウトロー"の意味を全編にわたって観客に感じさせるような一本。
と言いたい所だけど、色
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.6

X-MENシリーズでは『~アポカリプス』、MCUでは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』等が公開された2016年に登場したのが本作ではデッドプール1作目。

他シリーズに比べると圧倒的に制作費をか
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Ghostlight(原題)(2024年製作の映画)

4.0

国際線に乗ってこれ観たよ6本目。(と言って乗ったの9月だからな、、、だいぶ記憶が薄れてきて…笑)

今回は『セイント・フランシス』のアレックス・トンプソン&ケリー・オサリヴァンによる感動作。

【物語
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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

3.5

最新作『陪審員2番』を観るまでに近作まで観ることはもう諦めてるけど、プレイバック:クリント・イーストウッド監督作2本目。

最後に浮き彫りになる主人公の正体によって、作品のテーマがボヤけてしまった感は
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

バイ、ユキオ〜
(ユキオってウルヴァリン SAMURAIに出てたユキオ?!)

デッドプールシリーズのなかでは一番好き!!

1作目を初めて観たとき、アクションはMCUではあまり観なかったようなスピー
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Turtles All the Way Down(原題)(2024年製作の映画)

3.4

国際線に乗ってこれ観たよ5本目。(また間空いてしまった、乗ったの9月だよ笑)

今回は『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』などの若手俳優、イザベラ・メルセード(※)主演で、『ペーパ
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5

クリント・イーストウッド、当時41歳の初監督作。
今年作られた同監督作『Juror #2』が監督引退作とのことでそれなら日本公開されるまでに監督作を一気見しよう、とこの初監督作を観たのが10月。
その
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

2.2

ダメだ、、、
ごめんなさい。。たぶん、MCU史上でも個人的には一番ダメでした。。
『LOGAN』のジェームズ・マンゴールドは直接本作についての言及ではないけれどインタビューで「マルチバースはストーリー
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.5

アレックス・ガーランド監督の『シビル・ウォー』鑑賞を機に初めて観た、同監督作。
観ている最中はグロくぶっ飛んだ展開だらけで変な映画!というインパクトが強かったけれど、観終わったあとは不思議と同監督作に
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.6

リドリー・スコット監督作、第73回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、録音賞、視覚効果賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞した名作。
ちなみに同年アカデミー賞では『トラフィック』『グリーン・デスティニー』『
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

ミュータントとしての能力上不死身のローガンと、20世紀FOXによるX-MENシリーズとしてスピンオフやリブート含め度々出演してきたローガン=ヒュー・ジャックマンが重なる、そう簡単には実現出来ないヒーロ>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.2

アレックス・ガーランド監督最新作『シビル・ウォー』の鑑賞タイミングで初めて観た、同監督によるNetflixオリジナルのSF映画。
主演はレナ役にナタリー・ポートマン、共演は彼女の夫ケイン役にオスカー・
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.3

リドリー・スコット監督作、24年ぶりの続編。
『アフターサン』などの若手筆頭株ポール・メスカル主演のほか、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーらの共演に加
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.7

本作は『デッドプール&ウルヴァリン』を観るうえでの予習作に挙げてる人は少ないように見受けられたけれど、このタイミングで見返して感想を残しておかないと、たぶんもう見返す機会は今後ないんじゃないかな、と思>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

『シビル・ウォー』関連で見返したアレックス・ガーランド初監督作。
今回、感想の末尾に、自分が8年前まで別媒体で書いていた本作の感想も備忘として載せておくけれど、その感想文によれば、自分は当時リニューア
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Mothers' Instinct(原題)(2024年製作の映画)

3.5

国際線に乗ってこれ観たよ4本目。(だいぶ間空いたけど)
アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン主演、2024年製作のスリラー映画で、2018年のフランス映画『母親たち』のリメイク作。

これぞ、午後
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.0

どうでも良いこだわりなんですけど、主人公の顔ドアップのポスターをFilmarksの自分がmarks!した作品に縦に並べるのを『ナミビアの砂漠』以降ハマってまして、一旦今回の本作でそのこだわりもおしまい>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.3

「お前はどこのアメリカ人だ?」
これ、個人的には今年一番のキラーフレーズでしたわ。。

観ている間、自分自身さえ絶えず「どこの日本人だ?」と銃口向けながら問われ続けているかのような、ヒリヒリとした緊張
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

ガイ・リッチー監督作で見逃していた今年序盤に日本公開されたこちらも鑑賞。
これまで散々「やっぱ苦手だガイ・リッチー監督…!」と感想をボヤいてきた自分的には「監督作によくあるガチャガチャした手癖をミニマ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.8

実は初めて観たルカ・グァダニーノ監督作。
U-NEXTのポイントが失効しそうだったのでレンタルして鑑賞したらその翌日にPrime Videoで見放題追加…ショック!笑

という訳で監督作品に対する耐性
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

国際線に乗ってこれ観たよ3本目。
第96回アカデミー賞長編アニメーション部門で宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』、『マイ・エレメント』などと並んでノミネートされたスペイン、フランス合作のアニメ作品。
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.3

飛行機で日本未公開のガイ・リッチー監督作『The Ministry of Ungentlemanly Warfare』を観たことをきっかけに、そういえば見逃していた同監督作。

今回、初見では「やっぱ
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.2

今年の第96回アカデミー賞国際長編映画賞で『関心領域』『PERFECT DAYS』などと並んでノミネートされたドイツ映画。
失効しそうなU-NEXTポイントを使って鑑賞したけど、これはくらった…。
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ヒットマン(2023年製作の映画)

3.8

国際線乗ってこれ観たよ2本目。
※本来は日本未公開作品だけを観た方がお得(?)と思ってたんだけどこれは仕事の忙しさ的に映画館での上映が終わっちゃう!と思い、飛行機で観た笑


今年自分がよく観た俳優と
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The Ministry of Ungentlemanly Warfare(原題)(2024年製作の映画)

3.3

国際線に乗って映画観た!1本目。

先日海外出張がありまして、国際線となると飛行機内で日本未公開映画を観ることが私的な楽しみの少なくない割合としてあり、もう行く前から渡航便の配信カタログを観ては何を観
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