さっちん

12人の優しい日本人のさっちんのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
3.4
若かりし頃のトヨエツが素敵♬

日本で陪審員裁判が行われていたとされる1928年〜1943年よりはずっと後、でも、裁判員制度が導入された2009年よりは20年近くも前に、無作為に選ばれた12人の陪審員が、有罪か無罪かを決めるその過程の話で、ほぼ、狭い会議室のような部屋のみでの会話劇。

うーん、途中クスッと笑えるシーンもないでもないけど、そんなに面白くもなく‥。^^;


残りあと少しという後半になって、最初は消極的というか、やる気のないオーラを出していたトヨエツが本気を出したあたりから、やっと面白くなってきた。^^;

あと、全体を通して、動きがほぼなく、会話のみでほぼ話が進むので、映像を見なくても、耳で聴いているだけで、話の展開についていけちゃうのでは?と途中思いながら観てしまった。

でも、「有罪」か「無罪」かという2択で、なんの根拠もなくとっとと役を逃れて帰りたい!という気持ちで選んだ答えと、12人が知恵を出し合って、真面目に議論し合って時間をかけて選んだ答えってこんなにも違うのか‥と、結構そこは見応えがあった。

今作、「12人の怒れる男」のオマージュ作品ということだけど、そちらを観てからだともっと楽しめたのだろうか?
今度は是非「12人の怒れる男」の方を観てみたい。
さっちん

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