TakashiM

タクシードライバーのTakashiMのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.9
このコロナ禍で観るべき一本なのでは。
寂しさと孤独がつきまとう日常。
最近の自粛生活って、すごくそれだよね。なんかわかるわー。

誰からも必要とされていないような、強い孤独感。

という言葉は、一人暮らしをしている後輩から聞いた言葉。
会社のリモート会議以外で人と話すことがなく、必要最低限の外出しかしないという日常。
気付いたら、社会に取り残されていくような感覚に襲われる、と。

人は何かしら他者と交わることで、自分の存在感を感じていないと、どこかおかしくなっていくんだなって実感できる。。

映画のデニーロの孤独を共感し、今の自分の孤独感を客観的に考えるという意味でも、今時期とても意味のある映画だったようにも思えた。

まあー自分は家族がいますので、一人暮らしの後輩くんより全然マシなのだが、朝から家族がみんな外出して夕方まで一人ずっとリモートワークで家の中にいると、そこんとこ後輩に共感できる。


【あらすじまとめ】
戦争帰りでNY生活では不眠症。世間ずれは孤独感でますます悪化。

孤独を埋めるための衝動的な行動あれやらこれやらetc。

なんやかんやで、結果オーライ的な。世間からも称賛。

孤独感が和らいで、なんだか自分の存在感を取り戻せたぞ!(満足感)


それにしてもこのタクシードライバー、決してコミュ障ではない。さすがのデニーロさん。

・・・君の周りの全ては無意味。君には何かが必要だ。それは友達だ。さあ、僕と一緒にコーヒーを飲みに行こう。。。
なんとシンプルで無駄のない、流れるようなナンパなのか。

で、、なんで、、、なんで最初のデートが乱痴気ポルノ映画鑑賞なのよ笑
TakashiM

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