「死に怯えながら生き長らえると悪魔に命を奪われる。でも冷静に死を受け止めれば、悪魔は天使となり人間を地上から解放する」
ベトナム戦争からの帰還兵であるジェイコブが、ベトナム戦争での出来事・離婚した妻と子供たちとの幸せな日々・恋人のジェジーとの生活の3つの時間を夢や幻覚という形で行き来するお話。鑑賞していくと、どれが現在なのか？現実なのか？どんどん曖昧になっていく。更には得体の知れないホラーな場所や不気味な化け物までもが現れ、鑑賞している人間を混乱させてくれる。
どういうこと？？と思いながらも不思議と惹き込まれて鑑賞し、それらの伏線を回収するラストシーンには、納得と共についうるっとさせられてしまった。こういう映画って自分に刺さりやすいなぁとちょっと思う。
「ジェイコブス・ラダー」というタイトルには実は盛大なネタバレが含まれているので、未鑑賞の場合は前情報なしで観ることをオススメしたい。
