茶一郎

死霊のえじきの茶一郎のレビュー・感想・評価

死霊のえじき(1985年製作の映画)
4.3
ゾンビ三部作、三作目。ここから新三部作へ続きます。

まず、安定のスマートすぎる語り口。いよいよ人類よりゾンビの数の方が多いことが街に響くゾンビのうめき声で分かります。
描かれるのは閉じられた世界での人間の恐怖への心の動きと、支配、そしてコミュニケーション。

 三部作通してメイクアップと美術が大きく進化しているのが印象的でした。このメイクアップが観客のゾンビへの感情移入に非常に効果的な働きをします。加えて、ゾンビ(ボブ)のまばたきに注目すると非常に興味深い作りだと思いました。

 サービスのゴア描写は満載ですし、作品内での因果応報が気持ち良く爽快。
茶一郎

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