yukihiro084

イヴの時間 劇場版のyukihiro084のレビュー・感想・評価

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
3.8
遠くない未来の日本。

人型アンドロイドが普及した世界。
人間と区別がつかなくなった世界で、
アンドロイドたちは、ピアニストや
アスリート、教員など、あやゆる
職種、職業に広がっていった世界。
人々、スマホのように依存をし、
それはいつしか、家族や恋人のように
役割をも担ってゆく。

(一家に一台のモノ)だと思っていた
高校生のリクオとマサキは、
人間とアンドロイドを区別しない
(イヴの時間)という場所を見つけ、
興味本位で通い始める。
そこにはクセのある常連客がいて、

その常連客は、人間なのか、
アンドロイドなのか、わからない。

だけど、常連客はみな、
感情豊かだった。

気に入らなければ、新品に買い換え、
放置し、電源を切り、廃棄することも
可能な世界。

痛み、悩み、耐え、それでも従う
アンドロイドたち。

元々はインターネットで公開していた
ものを再編集して公開したものだ。

観たなぁ。観た観た。

(ブレードランナー)(フリー・ガイ)
(エクス・マキナ)

自我とは、人格とは、恐れとは、
反抗とは、制御とは。心とは。

アンドロイドに対する人間たちの
振る舞いの方が、よほど心がないように
思える。

人工知能、人工知能と軽く言うが、
本当の人工知能ならば、簡単に
僕らを超えてゆくのだろう。

でも、それは、きっと、
僕ら次第なんじゃないか。
今作を観ると、そう思うよ。
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