彦次郎

ベン・ハーの彦次郎のレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1925年製作の映画)
3.7
古代ローマを舞台にしたスペクタル巨編。
貴族の息子ベン・ハーが親友により地獄の様な境遇に落とされてから辿る苦難をサイレントで描いています。
映画としては2作目ですが後年にリメイクされる基を築いた作品です。海戦シーンを始め巨額の製作費がかかったであろう緻密さと豪華さです。特に戦車シーンは大迫力でこの時代に鑑賞したらかなり興奮していたと思います。
陰険な顔相で差別主義者なメッサラの悪党ぶりは本作が随一かもしれません。
キリストパートがカラーになるアイデアも出色。
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