ショウコ

the EYE 【アイ】のショウコのレビュー・感想・評価

the EYE 【アイ】(2002年製作の映画)
3.8
オリジナリティに溢れた傑作と言えます。「視えてしまう👻」という異変の謎を辿る構成はまさにリングなんですが波の様に何度かに分けて盛り上がりが押し寄せる。実話から着想されてるんだそうな

主人公の失明は2歳の時。角膜移植で復活するまで18年間ずっと自分の顔も知らなかったわけで…霊がぼんやり視界に入っても最初はワケ分からずキョトンとしてるのがリアルで良かった。ゴースト表現は心霊写真みたいな人型のモヤ。霊自身にも自覚が無かったりして日本人でも馴染みやすい

それほど恐いわけではないんですが一箇所全身トリハダなシーンが…。中盤、電車内の窓ガラスに、お話に関係ない「顔」が思いっきり映り込んでます。誰も触れないから本気でビビって調べたらどうやら製作者のお遊び…っぽい?詳細不明

ダルいなぁ要らなくない?っていう冗長シーンは少し多いかしら。リメイク版ではそこんとこテンポUPされてるんですが洋ホラー的な脅かし方が盛られてて下品に感じた。ラストはリメイク版の方が綺麗で後味マイルドです(私は総合でこちらのオリジナルが好き)

「視覚」ってものについて色々考えちゃうし観たあとも心に残る映画です
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