このレビューはネタバレを含みます
【 超一流の仕事人 】
リュク・ベッソンが描く仕事人が好きだ。
それを演じるジェイソン・ステイサムが好きだ。
とにかくこれに尽きる。
いつ何時でも、スーツ。時代にそぐわないという意見は間違いで、仕事への敬意と誇りがひしひしと伝わってくるし、何よりカッコいい。なんでエレガントなのだろう。車のトランクに予備のワイシャツも忘れない。
時間と規律を徹底して守る。これこそが超一流なのだ。1分だろうと、些細なことであろうと絶対に蔑ろにしない。規則は信頼であり、時間は寿命だからだ。ここに仕事の全てが詰まっているといっても良い。こういう人が、大切な人も“守れる”のだ。
この超一流の仕事人をジェイソン・ステイサムが演じている。いくら何でも反則である。ここだけが唯一、規律違反だ。