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第九軍団のワシのGattのレビュー・感想・評価

第九軍団のワシ(2010年製作の映画)
3.8
英国児童文学作家サトクリフ原作の映画化。
原作はバディ観も光る名作で、シリーズ全4作もあります。この1作目の原作だけは読んでいました。

指揮官だった父の姿を胸に、自分も将軍として赴任したマーカス。勇猛な指揮を行うも、大怪我で名誉除隊となってしまう。彼は消息不明になったローマ軍と、それを指揮していた父の行方、そして旗印の鷲🦅を求めて、相棒エスカと共に旅立つ。
主演はチャニング・テイタム。

前半は原作に忠実な作りでしたが、後半はちょっと違う流れにw。でも、これはこれで良くできた展開とも思え、エンタメ度も上がっています。
映画としては、この方が面白いからOK🙆‍♀️。w
チャン殿は、まだまだ平凡な演技の時代ですので、そんなに良くはありませんがw、全体的には楽しめた作品でした。

ローマの侵攻の歴史。先住民族を滅ぼし、虐殺していった。そんな影があります。
戦闘シーンも激しく、エキストラもしっかり。時代モノの撮影でもなかなかの迫力ある映像でした。
自分的には、読書でも、やっぱり外国の古代史の情景って、なかなか思い浮かべられない。それが映像として観られた事が、何よりも感動でした。

相棒エスカ(ジェイミー・ベル)は、ブリテン人の奴隷。出会いは剣闘場で命を救ったことから。原作では、その恩義で本当に忠実な良心を持った青年ですが、映画では飽くまで借りができた的なニュアンス、誠実なのかさえ微妙な描き方で、目を離せなかったのも良かった。
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